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広報のオウンドメディア戦略。2つのメディアを通してギークス社広報が伝えたいもの
クラウドエンジニアリング事業からスマホゲーム・スマホアプリ事業、映像・動画制作事業、と多角化し成長中のギークス株式会社。
同社はエンジニアに向け、社内のイベントスペース「21cafe(ニイイチカフェ)」やオウンドメディア「ギークスマガジン」の2つを中心に、SNSなど複数のメディアを用いた独自の広報戦略を進めています。
そこを任されているのが、入社当時広報未経験の松井さんと萩原さん。“おだんみつ”のキャラクター戦略が功を奏し、次のフェーズへ向かう同社の広報を任された2人の想いとは?2人がギークスで成し遂げたいビジョン、そして理想の将来像とは?
ギークス社の21cafeでお話を伺ってきました!
左:松井さん(えりー)、右:萩原さん(はぎー)
サイト:21cafe(ニイイチカフェ)、ギークスマガジン
ご担当者:
えりー☆博多弁がいまだに抜けない福岡出身。大学院卒業後、エネルギー業界、ブライダル業界を経て、ITの世界に飛び込む。2015年1月ギークス入社、IT広報初心者として日々勉強中。
はぎー☆鹿児島生まれ。大学時代を福岡で過ごし、卒業後セールスプロモーション企業に就職。転勤で東京に移り住み、2015年1月にギークスに広報として入社。
—会社の事業について教えてください。
萩原さん(以下:はぎー):ギークスは、フリーランスエンジニアに特化した人材エージェント事業で創業した会社です。私達はこれをクラウドエンジニアリング事業と呼んでいます。
専門性やスキルを持った経験豊富なフリーランスエンジニアと、技術力を求めている企業をマッチングさせ、双方を支援しています。
現在は「総合インターネットカンパニー」を目指し、スマホゲーム事業、スマホアプリ事業、映像・動画制作事業を通し、自ら新たなサービスを生み出していくよう事業展開しています。
人材エージェント業の会社からインターネット企業へ移行する中で、『技術力を持つ会社-ギークス』という認知を広めることが私たち広報のミッションです。
私達は、IT・Web業界で働くエンジニアのための無料イベントスペース「21cafe」、技術からライフスタイルに至るまでエンジニアにとって有益な情報を提供するWebマガジン「ギークスマガジン」、この二つのメディア運営を通し、このミッションの達成に奮闘しています。
左:21cafe 右:ギークスマガジン
入社前からギークスのことが好きだったんです
—お二人は広報のご経験はあったんですか?
松井さん(以下:えりー):私はもともと営業職だったので、広報職は初めてでした。転職の際、自分の今後のキャリアプランと自分の得意な分野、興味のある分野を掛け合わせて考えたとき、広報という職種が最適だと思ったので、未経験ながら挑戦を決意しました。
はぎー:私も未経験ですが、未経験の私たちが採用されたのは、会社のことを面接時に知っていて、かつ既に会社のことが好きだったからだと思うんです。会社の事業ももちろん魅力的だと感じたんですが、2人とも「Buddy(社員)の心得」という価値基準に惹かれました。
えりー:特に私はその中でも「出る杭を讃える」という心得にとても共感したんです。社員それぞれの持つ考え方や価値観、強みや個性を認め合う環境ってすごく良いなあって思って、そのときには、もうここしかない!と感じるほどでした(笑)
はぎー:実は二人とも面接の時に提案書を作ったり、入社したら実現したいことを自由に提案したんですよね。
—面接でですか!
えりー:そうなんです。会社を調べるうちに「私ならこうしたい、できるかも」というアイディアが自然と浮かんできたんですよね。それを伝えたくて。
はぎー:今の業務で使えている部分もあるけれど、当然未経験だから的外れなこともありましたね…。改めて考えると恥ずかしくて破棄したい!(笑)
えりー:ただ、面接時に直属の上司である小幡(株式会社ギークス執行役員/PR・採用戦略本部長)からは、会社のビジョンや今後の体制を重点的に話されて「その中で自由にやってほしい」という想いが伝わってきたんですよね。
当時も21cafeやギークスマガジンはあったので、運用上達成しなくてはならないミッションはありますが、会社の大きなビジョンに向かって既存の枠に囚われず新たに挑戦することを是とするスタンスがありました。それがとても自分たちにも合っていたんだな、と感じますね。
そんな自分達の想いと会社の環境もあって、「自分がこんなポジションでこんなことやりたい」という理想に少しずつ近づいていると思います。
おだんみつが残してくれたものを活かして
―21cafeの管理人でいうと“おだんみつ”が広く認知されていますね。
えりー:弊社の広報活動を通し達成したいことの一つに「ITエンジニア=COOL」という価値観の普及があります。その価値感形成の為の第一歩として選んだ手法が「イケメンエンジニアに萌えるお姉さん“おだんみつ”」というキャラクター戦略です。“おだんみつ”は、ギークスマガジン上と、無料イベントスペースの「21cafe」の『ネットとリアル』双方で活動し、認知を広めました。
キャラクター“おだんみつ”と
「おだんみつのイケメンエンジニアを探す旅」企画の取材の様子
えりー:このキャラクター戦略により、21cafeの認知度はかなり上がったのですが、21cafeを運営しているギークスという会社の認知向上が新たなミッションとなりました。
はぎー:この新たなフェーズに進むタイミングで私達“はぎえり”がギークスにジョインすることになります。
―“はぎえり”もキャラクター戦略なのですか?
えりー:いえ、キャラクター戦略というわけではなく、ふたりのニックネームです(笑)
21cafeでエンジニアさんと接することが多いので、ニックネームがあったほうが親しみやすいのでは、ということで、はぎーとえりーと呼んでもらうようになって、二人合わせて“はぎえり”と呼ばれるようになりました(笑)
はぎー:同じ21cafeの運営であっても、ミッションが変われば、当然戦略も変わります。
具体的には、21cafeでのイベントのオープニングで、これまでは「おだんみつと21cafeの紹介」が行われていたのですが、私達たちは「21cafeとギークスの紹介」をメインに行うようにしたんです。
ギークスの事業、魅力を知ってほしくて
はぎー:すると、イベントに来てくださる方からギークスの事業に興味を持って頂けることも多くなりました。何回もイベントに来てくださっているエンジニアの方でも「初めてギークスの事業聞いたよ」とおっしゃる方もいて。
えりー:その中から「ギークスって僕のようなフリーランスエンジニアの支援してるんですね!」というお話からお仕事紹介に繋がったり、21cafeで出会った企業の方からエンジニア人材の紹介依頼を頂く場合もあり、最近は特に広報から営業につながることも多くなったと感じています。イベントをきっかけにビジネスが生まれたりもして、これは弊社の事業説明に力を入れているからこそだと思いますね。
また、ギークスマガジンでは輝いている女性エンジニアフォーカスした企画や、
ギークスの女性エンジニアがエンジニアの健康を本気で考え、健康や美容に効果的なアイテムなどを発掘・発信する企画も始めました。
これらの企画はエンジニアさんの紹介を通して、「かっこいい!かわいい!イケテル!」と魅力を引き出して、「ITエンジニア=COOL」といったイメージをより広めていくことが目的です。
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“はぎえり”お互いの役割
—今後の目標について教えてください。
えりー:今年1月に就任してから4月まではまずはエンジニアさんとのコミュニケーションに重点を置くなどキャッチアップの時期でした。その後、定量・定性両方で様々な目標設定をして今に至るのですが、具体的な動きと同時に課題も分かってきました。今後はそれらを解決していきたいです。
はぎー:例えば、コンテンツマーケティングを更に勉強してギークスマガジンを見直したくて。より求められるコンテンツとはどのようなものか、これまでの記事などを分析するなどしています。
えりー:他にも、メディアの露出に注力して、ギークスを知っている人数の母数を広げる動きをしていきたいです。今後は21cafeを知っているけどギークスを知らない人や、それ以外の方へのリーチを拡大していきたいと思っています。
―“こんな広報になりたい!”という目標はありますか?
えりー: 多くの人のコミュニケーションブリッジになれる広報になりたいと思っています。社内社外、仕事プライベート問わず、人と人や企業と企業が繋がって、そこにビジネスやハッピーが生まれることにやりがいを感じます。
もともとフットワークが軽く人見知りをしない性格なので、そこを生かして社内でも社外でも迅速に情報をキャッチ、または発信できるような体制を整えて、広報として会社に貢献したいです。
はぎー:私はビジネスが考えられる広報になりたいです。例えば社内にあるたくさんのリソースを組み合わせて、「こんなビジネスが出来そう!」「こんなインパクト残せそう!」と考えて、広報として事業に直結する働きかけが出来るようになりたいな、と思っています。
また、二人でお互いにないものを上手く補えていると感じています。えりーさんは仕事において一回一回のチャンスを逃さない。
えりー:はぎーは話を組み立ててテキスト化するのが上手だな、と私は思っています。話合いが行われている場で話がずれていく時に、流れを戻してくれるのも彼女ですね。今後も二人の強みを活かして、より良い広報活動を行っていけたらと思います。