さまざまな企業が買収や売却を行っていますが、アウトソーシング業界もM&Aが多く行われています。M&Aを検討している方は、最新の動向や事例を参考に売却や買収を検討してはいかがですか。
この記事では、アウトソーシング業界のM&A事情について詳しく紹介します。
BPOとは「ビジネス」「プロセス」「アウトソーシング」の略称で、アウトシーシング業界ではよく使われている用語です。これまでは会社の業務はすべて社員で処理するのが一般的でしたが、業務の効率化を目的にアウトソーシング会社を利用して業務の外部委託をする企業が増えてきました。
アウトソーシング企業も年々増えており、M&Aの件数も増加傾向にあるのをご存知でしょうか。アウトソーシング業界のM&A市場や動向について紹介します。アウトソーシング企業の売却や買収に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
アウトソーシングとは、業務に必要な人材やサービスを外部から調達するといった意味を持っています。企業によっては、業務の一部を一括してアウトソーシング会社に委託するケースも珍しくありません。
アウトソーシングは外注業とも呼ばれており、委託する側は自社の中心となる業務に集中し、そのほかの業務をアウトソーシングして作業を効率化することを目的としています。
アウトソーシングを委託する側は、自社に人材を確保する必要がないため人材コストが削減できる可能性があります。少し前まではパートやアルバイトスタッフが代理できる業務をアウトソーシング化する企業が多い傾向にありました。最近はさまざまな企業が、専門的な技術や知識が必要な業務についてもアウトソーシングを利用しています。
矢野経済研究所の調査によると、2019年度のアウトソーシング(BPO)サービス全体(IT系BPOと非IT系BPOの合算値)の市場規模は、事業者売上高ベースで前年度比3.3%増の4兆3,491億5,000万円と推計されています。
アウトソーシングが始まった当初は、情報処理をはじめとした業務委託が一般的でした。初めてアウトソーシングを取り入れたのは大手コンビニエンスストアを運営するセブン-イレブン・ジャパンです。
セブン-イレブン・ジャパンは野村総合研究所に情報システム部門を一括してアウトソーシングしていたそうです。当時は、まだアウトソーシングに馴染みが少なく、外部委託できる業務も限られていました。
現代は人事管理や経理をはじめとした管理系職や、製造、営業、コールセンターなどあらゆる業種でアウトソーシングが利用されています。少し前までは人件費や経費を削減数するためにアウトソーシングが利用されていましたが、最近はサービスの付加価値を高めたり、専門的な分野を強化したりする目的で利用している企業も増えています。
出典:BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場に関する調査を実施(2020年)(矢野経済研究所)
アウトソーシング業界のビジネスモデルは、企業を運営していく上で必要な専門的な業務を外部に委託することです。近年はあらゆる企業が人材不足に陥っており、せっかくお金をかけて採用広告を出しても、人材が会社に定着しない傾向にあります。アウトソーシングを利用すれば、人材の確保はもちろん、すでに技術や知識を持ち合わせた人材が業務を請け負ってくれるため、人材育成費を節約できるメリットがあります。
また、アウトソーシングは働き方改革でも役立っており、専門的な業務を外部の人材に任せることで日常業務の効率化を図ります。それぞれが適材適所の仕事を行えば、難航していた業務もスムーズに進む可能性に期待ができます。
アウトソーシングのビジネスモデルはこれからますます活用されていく見込みなので、M&A市場でも需要が高くなっていくのではないでしょうか。
アウトソーシング、BPO業界で活躍している企業はトランス・コスモスやベルシステム24HDが有名です。トランス・コスモスはIT業界に精通したアウトソーシング企業で、デジタルマーケティングやECサイト、ビジネスプロセスアウトソーシングを手掛けています。ベルシステム24HDは、コールセンターを中心としたアウトソーシングを行っており、受託企業と働き手の両方のニーズに合った働き方を生み出しています。
パソナグループはアウトソーシング企業の中でも知名度が高く、人材派遣を中心としたアウトソーシングサービスを提供しているため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。また、NTTビジネスアソシエでは専門的な知識が必要な経理業務や給与業務、福利厚生代行サービスを行っており、人件費の削減や業務のスリム化を求めている企業から広く愛用されています。
日本には全国にたくさんのアウトソーシング企業があるので、M&Aを検討している方はそれぞれどのようなサービスを提供しているのかチェックしてみてはいかがですか。
アウトソーシングを利用する企業が増えていることから、ニーズも多様化しています。アウトソーシング企業はクライアントのさまざまなニーズに応えるために、多様な人材を活かし、対応できるサービス提供を広げ、アウトソーシングの品質と価値を高めています。
アウトソーシング企業同士のM&Aでは、両社が培ってきたノウハウを1社にまとめることで、より品質の高いサービスを展開できる未来に期待をしています。自社にはない魅力や得意な分野を補強することで、サービスの向上や受注範囲の拡大を目指していけるのではないでしょうか。
アウトソーシング企業は、他業種とのM&Aも盛んです。アウトソーシング企業が売り手となるM&Aでは、他業種がBPO事業への進出を考えていたり、商品開発から販売まで包括するワンストップ体制の構築を望んでいたりするケースがよく見受けられます。
反対にアウトソーシング企業が買い手となるM&Aでは、人材の獲得やロボティクス事業への進出などが目的である場合が多く見られます。どちらもアウトソーシング企業ならではの、事業の特徴や魅力を活かせるM&Aといえるのではないでしょうか。
アウトソーシングやBPO企業を売買するメリットを紹介します。3つのポイントに分けて解説しますので、M&Aを検討している方はぜひ売買を検討する参考にしてください。
アウトソーシングやBPOに関係のない企業でも、M&Aで買収すればアウトソーシング業界に参入できます。自分で1から会社を作るのは時間や費用、経験が必要ですが、M&Aを行えばアウトソーシング企業が培ってきたノウハウやサービス(販売)ルートを確保した状態で事業をスタートできます。
会社を新設するよりも費用を抑えられるので、予算が限られている方やコストを重視して新規事業を始めたい方に向いているのではないでしょうか。アウトソーシング業界同士のM&Aであれば、組織の再編や事業拡大にも期待ができます。ライバルとなるアウトソーシング企業や人材派遣事業にも対抗できる可能性もあります。
アウトソーシング業界の企業同士が力を合わせて業界の最先端を歩き、事業の発展を目指していきたいといった方たちがM&Aを検討するケースが多く見られます。
最近のアウトソーシング業界や人材派遣業界では、専門性の高い業務委託の需要が高まっています。たとえば、ITに詳しい人材をアウトソーシングすることで、苦手分野のWebやIT関連の業務を克服できます。また、技術職など専門性が問われる人材も各企業のニーズがあるため、アウトソーシング企業の人材が重宝されています。
アウトソーシング業界と他業種がM&Aを行えば、お互いが優秀な人材を手にできる可能性があります。アウトソーシング企業は技術職や専門性の高い業種の人材を確保できたり、他業種は自社に不足している人材の確保できたりとメリットがあります。
ただし、M&Aは必ずしもシナジー効果を発揮するとは限りません。両社のニーズや抱えている課題を解決できる見込みがみつかって、はじめて相手先と交渉できます。M&Aはすぐに相手先が見つからないケースも多いので、M&Aを検討している方は早めに行動に移しましょう。
後継者問題を抱えている企業も多く、たくさんの方がM&Aを利用しています。経営者の体調不良や高齢化によって会社の運営が難しくなるケースは少なくありません。会社はそのまま残したい気持ちがあるものの、後継者がいないと会社をたたむしかないと悩んでいる経営者も多いのではないでしょうか。
M&Aを利用すれば事業承継を希望する売り手と、新事業に関心のある買い手がマッチングしてお互いの望みが叶う可能性があります。アウトソーシング業界も例外ではなく、中小規模の人材派遣会社や紹介会社で後継者問題に悩んでいる企業がたくさんあるので安心してください。アウトソーシング業界と似た業種なこともあり、買収に興味を持つ企業もいます。
M&Aは会社の存続だけではなく、従業員の雇用も確保できるのが魅力です。M&Aを行ったことにより業績が伸びたケースもあるため、後継者問題など会社の存続に悩んでいる方は1つの選択肢としてM&Aを検討してみてはいかがでしょうか。
アウトソーシング企業の売却費用は、会社の規模や保有資産、現在の価値や収益によって変動するため、相場を断定することはできません。売上高が高いアウトソーシング企業であれば、9億円ほどで取引されるケースもあり、売却時の経営状態がよいほど希望価格に近い価格でM&Aが行われています。
売上高が2億円以下のアウトソーシング企業も、3億円ほどで売りに出されています。あくまでも紹介した売却価格は一例ですが、売買ニーズがマッチすれば希望価格で売れる可能性があります。
自社の売却価格の相場を知りたい方は、企業価値算定を行う必要があるので覚えておきましょう。企業価値算定は専門的な知識が必要な算定方法ですので、自社の相場を知りたい方はM&A仲介会社に依頼してはいかがでしょうか。企業価値算定は通常費用がかかるものですが、M&A仲介会社によっては無料で行っています。売却を検討している方は、M&A仲介会社を上手に活用しながら自社の価値を調べてみてはいかがですか。
アウトソーシング企業の買収を検討している方は、M&Aを成功させるポイントを押さえておきましょう。まずは、なぜM&Aでアウトソーシング企業を買収したいのかを明確にします。M&Aを行う理由が曖昧だと相手先に興味を持ってもらえず、交渉の時点で断られる可能性があります。
アウトソーシング企業を買収して自社のどの分野の業績を伸ばしたいのか、M&A成立後に相手先企業とどのような目的を持って事業を運営していきたいのかなど、具体的なビジョンを持つことが大切です。
M&Aの交渉を行う際は、経営者同士で理解を深めることも重要です。M&Aではどちらか一方にメリットがある取引は行えません。相手の売却条件にもきちんと理解を示し、お互い歩み寄りながら交渉を続けましょう。
また、買収の際に融資を受ける予定の方は、金融機関の理解を得ることも大切です。M&Aの交渉が終わり、いざ買収となった際に資金がなく交渉が決裂してしまうと相手先に迷惑をかけてしまいます。M&Aでは事前準備は欠かせませんので、買収を成功させるためにもしっかりと情報を収集したり資金調達の目途を立てたりしておきましょう。
アウトソーシング企業の売却を考えている方は、早めにM&A仲介会社に相談することをおすすめします。売上や業績が下がってからでは企業価値が下がってしまい、希望価格で売却できない場合があります。また、すぐにマッチングする買収先が見つかるとは限りません。ベストタイミングを逃さないためにも、早めに行動に移しましょう。
希望価格で売却するためにも、自社の強みや魅力をよく理解しておく必要があります。独自の技術やノウハウがあれば買い手の目にもとまりやすいですし、想定していた以上の売却相場価格が算出される可能性もあります。
売却に当たって譲れない条件があれば、しっかりと交渉時に相手先に伝えましょう。債務や経営上の問題を抱えている場合も、きちんと相手先に伝えることが大切です。マイナスポイントを隠すような不誠実な対応は、交渉決裂の要因となるので注意してください。
経営者同士で十分に理解を深め、M&A成立に向けて友好的に交渉や条件の擦り合わせを行いましょう。
M&Aにはリスクが付き物ですので、買い手側企業はきちんとデューデリジェンスを行いましょう。デューデリジェンスとは売り手企業の経営状況や簿外債務など、M&Aを検討する上で必要な情報を調査することです。
ほとんどのケースはきちんと両社で情報をきちんと共有してM&Aが成立していますが、中にはM&Aに不利な情報を開示しない企業もあるのが実情です。買い手側はM&Aが成立すれば、不要な資産や負債も引き継ぐ必要があります。M&A成立後に交渉の段階では知らされていなかった負債が判明し、トラブルに発展するケースも少なくありません。
両社ともきちんとリスクを理解した上でM&Aを行うことが大切ですので、デューデリジェンスを行うなどしながら誠実な取引に努めましょう。また、M&A仲介会社など専門家の力を借りず個人でM&Aを行う場合は、お互いの条件や取引価格が正当であるかじっくり判断してください。
M&Aはどちらか一方だけが利益のある取引は基本的に行っていません。お互いがフェアな条件で取引を行わないと、今後の経営にも影響を与える可能性があるので注意しましょう。
アウトソーシング業界でM&Aが行われた事例を紹介します。M&A成立によってどのようなシナジー効果を得られたのか、M&Aの目的はなにかなど、参考になる情報をまとめました。アウトソーシング業界のM&Aを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
アウトソーシング企業同士のM&Aで有名なのが、リスモン・マッスル・データとシップスの事例です。リスモン・マッスル・データは、アナログ情報をデジタル化しているBPO企業でマーケティング業務の効率化に貢献しています。シップスは事務代行やデータ入力などの業務を生命保険株式会社や損害保険会社にアウトソーシングしている企業です。
2021年9月に、リスモン・マッスル・データがシップスの株式をすべて買収し完全子会社化しました。コロナ禍でテレワークの需要が高まったことを背景に、アウトソーシングサービスの提供範囲を拡大し、受注の拡大を目指すことがM&Aの目的です。また、M&Aによりリスモン・マッスル・データの独自のデータベースを強化する効果にも期待がされています。
インバウンドテックは、通訳ソリューションや営業アウトソーシング、多言語対応コンタクトセンターを手掛けている会社です。シー・ワイ・サポートはマーケティングリサーチやコールセンターサービスを中心としたBPO事業を展開しています。2021年4月に、インバウンドテックがシー・ワイ・サポートの全株式を買収し、完全子会社化を実現しました。
インバウンドテックは、人材強化や災害時でも事業を継続できる環境を整えるためにシー・ワイ・サポートを子会社化することを決めたそうです。それぞれの企業の専門分野や強みが、緊急事態の状況でも事業継続を可能とするM&Aの目的にマッチしたのではないでしょうか。
アウトソーシングテクノロジーとDYMは、2020年2月に資本業務提携契約が結ばれました。各社の出資金額は公開されていませんが、それぞれのサービス向上を目的にM&Aを行ったと発表されています。
売り手企業はDYMで、Webプロモーションをはじめとした事業を展開している企業です。買い手となったアウトソーシングテクノロジーは、独自のテクノロジーを活かして人材派遣業務などを行ってきました。
DYMは若手人材の集客力に優れており、アウトソーシングテクノロジーの強みとなる人材育成事業を掛け合わせてエンジニアの育成を強化して双方のサービス向上を目指すことになったそうです。アウトソーシングテクノロジーは、DYMとのM&Aで採用強化にも期待しています。
ノーザンライツは、インターネットリサーチをはじめとしたBPO事業を行っている会社です。トゥルージオも同じくインターネットリサーチを行っており、ほかにもRPAソリューションやメディア運用などのBPO事業を展開しています。
2019年9月に、ノーザンライツがトゥルージオの子会社になりました。両社が統合することにより、人材リソースやノウハウを共有して事業拡大を目指す目的でM&Aを行っています。のちに既存事業が拡大したことをきっかけに、さらなるサービスの向上を目指し、トゥルージオとノーザンライツは合併しています。
トゥルージオとノーザンライツのM&Aは、両社にとってシナジー効果の高い契約だったのではないでしょうか。
アシードホールディングスは、自動販売機の飲料や食品の販売、酒類や清涼飲料水の製造を行っている企業です。一方、ロジックイノベーションは物流アウトソーシング事業を展開しており、業界で活躍していた企業です。
2021年7月に、アシードホールディングスはロジックイノベーションの全株式を取得して完全子会社になりました。M&Aを行った目的は、物流事業サービスの付加価値を強化するためです。アシードホールディングスは、商品の販売や製造だけではなく委託物品の保管を行う事業も開始していたため、より質の高いサービスを提供するためにM&Aを行ったといった背景があります。
販売や製造など、物流に関わる共通点が多い企業同士だったからこそ、M&Aの条件がマッチしたのではないでしょうか。
2021年8月に、日本管財はネオトラストを完全子会社化しています。日本管財は建物の管理を行う事業を行っており、間接業務となる労務関係の業務をシェアードサービス化したいと考えていました。
一方、子会社となったネオトラストは、労務管理業務や給与計算などのBPO事業を行っています。日本管財はネオトラストを子会社化したことにより、間接業務をネオトラストに託すことで、自社の中心となるサービス事業の効率化を図っています。
また、日本管財がBPO事業を取り入れたことで、収入の基盤が増える見込みもあったためM&Aを実行したそうです。両社が得意分野を活かせるM&Aのお手本となる契約の事例といえます。
芙蓉総合リースが買い手となったM&Aの事例です。芙蓉総合リースは大手総合リース会社で、提案型のソリューションビジネスを手掛けてきた企業です。芙蓉総合リースは当初よりビジネス範囲の拡大を目指しており、2019年にはBPO事業も立ち上げました。事業拡大を目標に数社を子会社化しており、メリービズもその1つです。
メリービズはバーチャル経理アシスタントをはじめとした経理事務受託サービスを行っている企業で、経理のアウトソーシング化に貢献してきました。芙蓉総合リースは、メリービズのクラウドサービスのノウハウを活用して、さらなるBPO事業の拡大を目的にM&Aを行っています。
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーは、クライシスマネジメントサービスやM&Aアドバイザリー事業を行っている会社です。運営上、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーはコールセンター機能が求められていたためM&Aを行うことにしました。
売り手となったのはいわきテレワークセンターで、コンタクトセンサーサービスをはじめ、データエントリーサービスや調査サービス、人材育成支援サービスなどを行っています。
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーといわきテレワークセンターが統合したことによりコールセンター機能が強化され、さらにはBPOサービスを事業の1つに加えることを目的にM&Aを実行しました。現在、いわきテレワークセンターはデロイトトーマツテレワークセンターの名称で活躍しています。
2021年8月に、日本PCサービスとミナソルは完全子会社化の形で統合しました。売り手となったのはミナソルで、アウトバンドに注力したコールセンター事業を行っていた企業です。買い手となったのは日本PCサービスで、PCやモバイル端末の設定やサポート事業を行っています。日本PCサービスはコールセンター事業も行っている企業ですが、基本的に顧客からの接触を待つプル型の営業スタイルでした。
ミナソルとM&Aを行った目的は、積極的にサービスや提案を行うプッシュ型の営業を強化するためです。プッシュ型のサービスを提供することで、事業の拡大や新規顧客の獲得を目指しています。
2020年の8月に、多摩川ホールディングスとナビックが資本業務提携契約を締結しました。売り手となったのはナビックで、無線ブロードバンドのアウトソーシングサービスを行っている企業です。多摩川ホールディングスは高周波無線技術の開発を行っている企業で、再生可能エネルギーの設備導入などを手掛けています。
多摩川ホールディングスとナビックが資本業務提携契約を締結した背景には、多摩川ホールディングスとナビックがローカル5G通信サービスに必要な機器開発から運用までの業務を一貫するのが目的でした。
ローカル5G通信サービスの普及を目指して、病院やホテルなどの需要の高いターゲットに活動していくことを目標に掲げています。
アウトソーシング企業のM&Aを検討している方は、専門家に依頼する方法がおすすめです。M&Aを検討している方の多くはM&A仲介会社を利用しています。M&A仲介会社には、業界事情に精通したアドバイザーが在籍しているので、アウトソーシング業界のM&A市場に詳しい方がサポートしてくれるのが魅力です。
どのようにM&Aの交渉や契約を進めていいのかわからない方も、M&A仲介会社に依頼すればアドバイザーがきちんと教えてくれるので安心ではないでしょうか。売買先を探す手段としても、M&A仲介会社が役立ちます。幅広いネットワークの中から希望に添う売買企業を探してくれるので、自分では見つけられなかった条件にマッチする相手先が見つかる可能性があります。
M&A仲介会社を挟むことで、友好的なM&Aが叶う可能性もあります。M&A仲介会社は両社の立場に立ってアドバイスや必要な情報を提供してくれるので、どちらかに条件や利益が偏った取引を避けられるのは大きな魅力ではないでしょうか。
M&A仲介業者を利用するには費用がかかりますが、条件にマッチする相手先を見つけたい方やM&A成立までにかかる時間や労力を少しでも軽減したい方はM&A仲介会社の利用を検討してみてください。
アウトソーシング企業のM&Aを検討している方は、ウィルゲートM&Aに相談してみてはいかがですか。ウィルゲートM&AはITやWeb業界に精通したM&A仲介会社で、ネットを駆使するアウトソーシング企業のM&Aについても、力になってくれます。9,100社以上の経営者とのネットワークがあるため、自社に最適なM&Aの相手先を見つけられる可能性があります。
ウィルゲートM&Aは完全成果報酬制度を採用しているので、相談料や着手金は無料です。M&Aに関する疑問や不安がある方も、まずはウィルゲートM&Aに相談してみてください。
アウトソーシング企業は今後もニーズが高い業界です。事業拡大や事業承継を検討している方は、M&Aを検討してはいかがでしょうか。期待できるシナジー効果や自社の売却価格の相場など、M&A仲介会社なら専門のアドバイザーが丁寧に教えてくれます。具体的にM&Aを検討していない方は、M&Aの事例を参考にしながらじっくり検討してください。
ウィルゲートM&Aでは、15,100社を超える経営者ネットワークを活用し、ベストマッチングを提案します。Web・IT領域を中心に、幅広い業種のM&Aに対応しているのがウィルゲートM&Aの強みです。M&A成立までのサポートが手厚く、条件交渉の際にもアドバイスを受けられます。
一般的にM&Aの成約までは6ヶ月〜1年ほどの期間を要しますが、ウィルゲートでは平均で4ヶ月、最短1.5ヶ月での成約実績、40億円以上での成約実績もあります。完全成功報酬型で着手金無料なので、お気軽にご相談ください。
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