目次
あなたが創出すべき「価値あるコンテンツ」とは?
価値あるコンテンツとはそもそもどんなものでしょうか?
コンテンツ イズ キングと言われて久しいですが、キングになるための共通の答えはまだ提唱されていないように思えます。
我々が考える答えは次の通りです。「Googleから見ても読み手から見ても良質であること」がキングと言えるコンテンツの条件だと思います。
Googleの考える「良質」なコンテンツを理解する
Googleは、検索ユーザーにとって良質な検索結果を返すことを永遠の使命としています。
これは体の良いスローガンではありません。Googleという会社が、検索結果に連動した広告で売上の大半をあげている広告会社である以上、世界中のユーザーに検索をしてもらう必要があるのです。そのため、彼らは検索結果を有益なものにすることに必死なのです。
では、Googleの考える「良質」なコンテンツとはどんなコンテンツでしょうか? 彼らは公式のガイドラインで、「検索ユーザーにとって利便性の高いコンテンツ」こそが良質なコンテンツであると発表していいます。
この点についての詳細は公式発表の文章で見ることができます。
検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
ユーザーをだますようなことをしない。
(中略)どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
引用:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
https://support.google.com/webmasters/answer/35769?hl=ja
ゆえに、全てのコンテンツはユーザーの利便性を担保している必要があり、コンテンツをつくるときはまず「ユーザーの利便性」とは何かを考える必要があるのです。
検索ユーザーの検索意図を知りたいときは
たとえば「DIY 棚」というキーワードで、上位表示を狙うとします。その際、ユーザーの利便性を知るために何をすべきなのでしょうか?
実はGoogleの検索結果で、そのためのヒントを得ることができます。
- その他のキーワード
- 関連性のあるキーワード
- 入力時の予測変換サジェストキーワード
Googleの検索結果では、上記のような別のキーワードを見ることができます。ユーザーが他にどんなキーワードで検索しているのかを知ることができるんですね。この検索意図をくみ取ることで、ユーザーの利便性を担保することが可能となります。
「DIY 棚」という検索クエリの結果を見てみましょう。
「100均」というキーワードが複数見られます。つまり、100均でアイテムを購入しお得にリメイクしたいというニーズが強いをくみ取ることができます。
また、「キッチン」というキーワードもあります。ということはつまり、「100均アイテムで作った棚をキッチンの壁面につけたい>というニーズがあるのかもしれません。
このように、Googleが提供しているデータを用いてユーザーの利便性をくみとることができます。
競合サイトを調査しよう
検索ニーズに対して、競合がどのように対応しているかを調査する
また、現在上位表示されている「競合のコンテンツを分析」することも重要です。既に上位表示されているということは、すなわちユーザーの検索意図を満たしていると判断できるからです。
こちらも作成すべきコンテンツの要素として加えましょう。
「自社ならでは」を理解しコンテンツに反映することで差別化を図る
以上のデータ「のみ」を頼りにコンテンツをつくってはいけません。それでは独自性がなくなってしまいます。
あなたがつくるコンテンツは、あなたが運営するサイトに掲載されます。テーマが同じであったとしても、競合他社とは違ったコンセプトやポリシーが存在するはず。
そのデータのみを基に記事を作ると独自性を持たないコンテンツを作ることになってしまいます。重要なことは調査した結果のデータをもとに、自社ならではの独自性をコンテンツに持たせることなのです。
結婚・婚約指輪の販売店のコンテンツの作り方
具体的なコンテンツの企画例を見てみましょう。ここでは、結婚指輪を販売するお客さまの事例をご紹介します。
最近は結婚しても指輪を買わない人が多くなりました。買うとしても指輪の金額は安く抑え、その分ハネムーンで贅沢したい方が増えています。
弊社のお客さまは、こうしたトレンドを理解しつつも、「結婚指輪は特別なもの。一生ものとして使い続けてほしい」というコンセプトで販売を行っています。これがこのお客さまの独自性です。
まず、「結婚指輪 選び方」で上位表示されているサイトには、以下の情報が掲載されています。
- いくらで買えるのか?
- 素材の選択肢にはどんなものがあるのか?
- 人気のデザインは?
- どこのブランドがトレンド?
これに「長く使うためには」という独自観点で次の情報を付け加えました。
- 指のサイズはどんどん変わること
- 実は指輪は壊れる可能性あること
- そのためアフターフォローがしっかりしているところで購入することが重要であること
また、「生活上の利便性」という新しい切り口も付け加えました。
- これから育児をするとなると装飾の大きい指輪は向かない可能性もある
自社のユーザーを理解しているからこそ、Googleから得られる情報、そして競合から得られる情報に何が足りなくて何が余分であるかを考えることができたのです。
まとめ
ということで、検索ユーザーに愛されるコンテンツの設計方法をお伝えしてきました。以下、まとめです。
- Googleから得られる情報をもとにユーザーの検索意図を理解する
- 競合調査を通して検索ニーズに対しての対応やGoogleの評価を知る
- 自社ならではの情報を付け加える
1、2は最低条件です。3を行ってこそ、よいコンテンツが完成すると言えるでしょう。
SEOに関して、何から着手すべきかわからない、なかなか成果がでないなどのお悩みがございましたら
SEO無料相談も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。
【関連記事】編集部ピックアップ!
- SUUMOはやっぱり強かった!【データで比較】不動産業界のコンテンツマーケティング事例4選
- コンテンツマーケティングは「コンテンツの性質と届ける手段」のセットで考えることが大切
- 検索ユーザーに愛されるコンテンツ設計について徹底解説~集客できるコンテンツとは?~
- コンテンツマーケティングの戦略立案に必要な4つの要素
- 無駄なコンテンツを作らないために。コンテンツを分類する3つの切り口【コンテンツプロット図付き】
- 【今さら聞けない】良質な記事づくりに欠かせない11のポイント
- コンテンツマップの作成方法と使えるツールまとめ【コンテンツマーケティング基礎編】
- あなたの課題は何ですか?コンテンツマーケティングの成否を決める4つの要素を解説※チェックリスト付き