オウンドメディアが無事にローンチされ、記事もたまってきた。でも、よくみたら記事ごとに文字の表記が全然違う……なんてこと、経験ありませんか?
オウンドメディアという文字があらわしている通り、オウンドメディアは「個人のブログ」ではありません。法人が運営する「メディア」である以上、ユーザーのためにも一定の校正ルールがあったほうがよいでしょう。
今回は、「絶対設定したほうがいい校正ルール」と、「設定しておくと便利な校正ルール」をご紹介します。
絶対設定したほうがいい校正ルール
絶対に設定したほうがいい校正ルールは次の通りです。
・機種依存文字は使用不可
・単位は全てカタカナ表記で統一
・記号、英数字は半角
順にみていきましょう。
機種依存文字は使用不可
まず、機種依存文字は使用不可にしておくといいでしょう。文字化けしてしまう可能性があるためです。以下のように修正しましょう。
(例)
・㈱→株式会社
・①→(1)
単位は全てカタカナ表記で統一
「cm」や「g」は全てカタカナ表記で統一しましょう。見やすくするという目的もありますが、機種依存文字になったときに目視で気づきにくいためです。
(例)
cm……半角アルファベット
㎝……機種依存文字
記号、英数字は半角
記号と英数字を半角にするのは、ほとんどのオウンドメディアで採用されているルールです。一部の音声ブラウザで全角がサポートされていない、半角のほうがデータ容量が軽いといった理由がありますが、一番大きな理由は「可読性に欠けるから」かもしれません。
(例)
・2018年→2018年
設定しておくと便利な校正ルール
必須ではないですが、設定しておくと便利な校正ルールは次の通りです。
・税別、税込の表記
・二重カギカッコの使い方
・副詞の表記
・補助動詞の表記
・形式名詞はひらく
・「! 」「? 」の後に半角スペースを入れる
税別、税込の表記
特にBtoCのサイトでは金額の表記をすることが多いのではないでしょうか。読者からの問い合わせが増えるのを防ぐためにも、金額が税別なのか税込みなのかを記載しておくと後々楽です。
また、表記の際も「税別」「税抜き」どちらにするのか、「税込」「税込み」どちらにするのか統一しておくと良いでしょう。
二重カギカッコの使い方
二重カギカッコは次の条件を満たすときに使うと良いでしょう。
・作品名(例『羅生門』)
・カギカッコの中にカギカッコがあるとき(例「その時彼は『もう嫌だ』と言った」)
副詞の表記
ウェブメディアの場合は、読みやすくするために副詞をひらく(=ひらがなにする)ことがとても多いです。
(例)
・時々→ときどき
・勿論→もちろん
・暫く→しばらく
補助動詞の表記
また、同じ理由で補助動詞もひらくことが多いです。
(例)
・買って欲しいです→買ってほしいです
・送って貰いました→送ってもらいました
形式名詞はひらく
こちらも同じく読みやすさを担保するためですが、形式名詞もひらくことが多いです。
形式名詞とは、文章を名詞化する役割をもった名詞のことを指します。たとえば、「働くことは大切だ」の「こと」は「働く」という動詞を名詞化する役割を持っているので形式名詞といえます。
(例)
・働く事は→働くことは
形式名詞とは異なり、実際に名詞として機能しているもののことを「実質名詞」といいます。こちらは漢字のままで表記します。たとえば、「事と次第によっては」の「事」が該当します。
「! 」「? 」の後に半角スペースを入れる
最後に、感嘆符と疑問符の表記についてみてみましょう。「! 」「? 」の後に半角スペースを入れることが多いです。「日本語の一文字は2バイトなのだから、「! 」という1バイトの文字を使うときはほかの日本語にあわせるために半角スペースを入れて2バイトにする」という理由があります。が、ユーザー視点にたった場合、純粋に読みやすくするために入れることがほとんどです。
(例)
・「それはなぜでしょうか?また、……」→「それはなぜでしょうか? また、……」
ちなみに、文が感嘆符と疑問符で終わる場合はこの限りではありません。
以上、「絶対設定したほうがいい校正ルール」と、「設定しておくと便利な校正ルール」でした。まだ校正ルールを設定していない方はぜひ参考にしてみてください。
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