エンタメ家電ブランド「FunLogy」の運営を中心に展開するFunLogy株式会社(元:株式会社Sandlots)は設立6年目のスタートアップ企業です。プロジェクター、サウンドバー、モニターなどの企画・販売を行っています。
そんな同社がブランド認知向上を目的に2020年4月に立ち上げたのが、オウンドメディア「FunLogyマガジン」。リライト、新規記事追加などのコンテンツSEOを中心とした取り組みで、1年間で6倍以上の流入増に成功しました。どのような取り組みを行ったのか、詳しく伺いました。
【写真左から】
株式会社Sandlots 製品担当 鈴木様
株式会社Sandlots マーケティング担当 長谷部様
「自分でSEOの疑問を調べるは大変」
という方はウィルゲートにご相談ください。
「自社サイトにはどんなSEO改善をすれば良いのか?」「アルゴリズム変動で影響を受けたサイトを強化するにはどうしたら良いのか?」など、まだ具体的にサービス導入を検討していない方もお気軽にご相談ください。
目次
エンタメ家電ブランドが抱えていたブランディング課題
──ウィルゲートにSEOコンサルティングをご依頼いただいた経緯について教えてください。
鈴木:2020年4月に“プロジェクターならFunLogy” (後にスピーカー、モニターへと拡大)というブランド認知拡大を目的に「FunLogyマガジン」というオウンドメディアを立ち上げました。しかし、サイト集客のためのSEO対策についてノウハウがなかったため、ウィルゲートさんにご依頼した次第です。
(「FunLogyマガジン」)
当時どういった課題感があったのかというと、エンタメ家電ブランド「FunLogy」の公式サイトをブランディング観点で使えていないことにありました。
もちろん、ECサイトでの販売自体は好調でしたし、「FunLogy」を知ってくださっているお客さまからの指名検索流入は一定数あったのですが、より潜在層にアプローチできるチャネルがなかったんです。
プロジェクター、サウンドバー、モニターといった製品が市場に数多く存在する中、ブランドのコンセプトや世界観に共感してもらった上でご購入いただけるようなブランディングが必要だと考えました。それがオウンドメディア立ち上げの背景です。
──あらゆる選択肢があった中で、SEOを中心としたコンテンツマーケティングに注力しようと考えた理由は何でしょう。
鈴木:「コンテンツを一過性のものではなく、きちんと資産として活用していきたい」という思いがあったからです。
SNSなどのフロー型のコンテンツだと、何度も毎回新たなコンテンツを作り続けていく必要があります。しかしSEO対策を意識したストック型の記事コンテンツであれば、継続的に検索から流入が取れるようになり、中長期的に効率よく多くの人にリーチできるのではないかと考えました。
(「プロジェクター」に関する記事作成から始まり、その後「サウンドバー」「モニター」といった他テーマ関連の施策も展開 ※ウィルゲート作成)
TACT SEO導入の決め手は「使いやすさ」と「プランのバリエーション」
──2020年5月のコンサルティング開始当初よりTACT SEOを導入いただいていますが、何が導入の決め手となったのでしょうか。
鈴木:コンサルティング開始のタイミングでウィルゲートさんからSEOツールのTACT SEOについてご説明いただいたのですが、それを見たときに「TACT SEOなら本来大幅な時間や人手が必要となる業務を効率化されそう。自分たちだけでもコンテンツ作成に取り組めるのではないか」と思えたんです。
(「TACT SEO」)
しかもほぼ自分1人で記事作成を担当することになっていたので、ツール一つでSEOに関する調査分析から記事作成まで行える点が魅力的でした。説明時に実際の操作画面を見せていただいた際、初見でも実際に使うイメージが湧きましたね。またTACT SEOは複数の契約プランがあり、費用面でも無駄のないプランが選べたのもよかったです。
──外注して記事作成を行う選択肢もあったかと思いますが、自社で内製して取り組もうと思ったのはなぜでしょうか。
鈴木:もちろん外注も検討したのですが、やはり「外注による記事作成では私たちのブランドが伝わりづらいのでは」というのが懸念でした。また、今後オウンドメディアとしての規模が大きくなればなるほど意思の疎通が難しくなっていってしまう心配もありました。そのため、ブランドについてしっかり理解している社内の人間を中心に、コンテンツSEOに取り組みたいと思った次第です。
(※ウィルゲート作成)
TACT SEOは日々の順位のモニタリングや記事作成のシーンで活用
──TACT SEOの活用方法について教えてください。
鈴木:日々の順位のモニタリングや記事作成のシーンで活用しています。
例えば上位表示分析機能は足りていない要素が瞬時に分かるため、SEOを意識した記事作りを効率よく進めていくことができます。
(TACT SEOは、SEOの専門的な知識がなくとも、指示に従っていくだけで最低限の対策が可能)
とはいえ、これまでSEO対策を意識したライティングはやったことがなかったので、ウィルゲートさんの記事作成サービス「サグーワークス」で数記事依頼して書いてもらい、作成いただいた記事を見ながら、どういった記事を作ればいいのかについても理解を深めていきました。
──今年に入ってからリリースされたTACT SEOのコンテンツ分析機能についてはいかがでしょうか。
(新規でコンテンツを作る際に考えるべき要素を分析できる、TACT SEOのコンテンツ分析機能)
長谷部:約20記事のリライト時に活用しました。入力したキーワードで上位表示されているページの文字数を取得し、コンテンツ作成時の目安文字数を算出してくれる「文字数調査」や、テキスト内に任意のキーワードが含まれているかをチェックすることができる「原稿チェック」の機能などがあるので、それらを活用するケースが多いです。具体的に「どれくらいの文字数が必要か」と課題ややるべきことを明確に確認してからリライトに取り組めるのは便利ですね。
施策後、ECサイトの月間アクセス数が6倍アップ
──取り組み後のサイトの数字の変化やブランド認知における手応えについて教えてください。
鈴木:TACT SEO導入前、弊社HPの月間アクセス数は5,000程度だったのですが、今では30,000近くまで増加し、導入から約1年で6倍以上成長しました。
※上記のグラフはTACT SEOのアクセス分析機能により簡単に確認することができます
最初すぐに流入数は増えず数ヶ月伸び悩んだものの、TACT SEOを活用して地道にコンテンツの作成やリライトを行い続けたところ、施策開始からおよそ半年たった12月頃から流入数が伸び始めたんです。流入数の実に8割以上がTACT SEOを活用して作成したブログ系のコンテンツからの流入となっています。
また、新規ユーザー数も施策開始から約5倍近く増加しており、ブランド認知における手応えについても強く感じていますね。
※オーガニック検索(自然検索)以外からの流入も含む
「SEOノウハウを習得しながら、成果につながるSEO対策が実行できる」
──実際にTACT SEOを使ってみた上での感想を教えてください。
鈴木:自分自身そうだったというのもあるのですが、TACT SEOはツールを使っているうちに自然とSEO対策について学べて、そして理解が深められるツールだと感じました。
例えばお恥ずかしながらオウンドメディアを立ち上げた当初は、Googleアナリティクスを見ても項目が多かったり、分かりづらい用語があったりと、つまずきやすいポイントが多くありました。しかし、TACT SEOを見れば確認すべき情報をきちんと理解した上で改善のためのアクションまで取れるんです。本当に必要な機能に絞ってまとめてくれていて、語句の一つひとつの表現や説明も分かりやすいのがありがたいです。
使っていく中で「どの記事がどれくらい読まれているのか」「現在順位はどうなっているか」がすぐ分かるので、SEO対策を意識したコンテンツ作りに継続的に取り組めています。
長谷部:SEOを意識したライティングについては初めてでしたが、TACT SEOがあったから正しいSEO対策が効率的にできたと感じています。どの変化も非常に見やすいように工夫されているので、目標が立てやすくなりますし、自分たちのサイトの現在地を知ることでポジティブな野心も生まれてきます。
SEOに初めて取り組む人にとっては教科書に、そしてある程度使い慣れた人にとっては時短ツールになるのではないでしょうか。
──他の企業にTACT SEOをオススメするとしたら、どのような企業ですか?
長谷部:初めて本格的なSEO対策へ乗り出す企業様、作成しているコンテンツへの反応が見えず「これを続けて意味があるのだろうか」と行き詰ってしまっている企業様などにおすすめだと私は思います。
TACT SEOを導入することで、サイトの数字や日々の順位、競合サイトとの差といったコンテンツマーケティングに取り組むにあたって必要なデータが、バリエーションに富んだ形で目に入ってくるようになります。それから必要なことは、コンテンツ分析機能を使って、実際にコンテンツを作成、修正するだけ。記事作成ができないという場合には、ウィルゲートさんの「エディトル」「サグーワークス」といったサービスを通して依頼することもできます。
「コンテンツマーケティングの成果は目に見えにくい」「作成するにも正解がない」などと言われますが、決して何もかもが見えない訳ではありません。TACT SEOを使えば、少なくとも日々の成果と、コンテンツをより上位に表示させるにはどうしたらいいのかが分かり、きっとコンテンツマーケティングを継続していく力になるのではないでしょうか。
まとめ
今回はエンタメ家電ブランド「FunLogy」の運営を中心に展開する株式会社Sandlots様にご協力いただき、TACT SEOを活用したオウンドメディア運営の事例をご紹介させていただきました。
SEOに関して、何から着手すべきかわからない、なかなか成果がでないなどのお悩みがございましたら SEO無料相談も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。
SEO分析ツールの「TACT SEO」( https://tact-seo.com/ )にご興味をお持ちの方は、ぜひウィルゲートまでお問い合わせください。
(取材・文/森園 凌成)
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