コンテンツマーケティング
提携メディアへの掲載率が2倍以上に!アンケート記事を活用しコンテンツ拡散に成功した秘訣とは?【ヒトメボ編集部へインタビュー】
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左:ヒトメボ編集部 福田 浩子様 中:同編集部 森田 晋平様 右:弊社コンサルタント 堀田 直輝

今回はアンケート記事を活用し、提携メディアへの掲載率が倍増した事例をご紹介します。

アンケート記事というのは、私たちがご提供しているキジタスという商品なので手前味噌になってしまって恐縮ですが、ユーザーに求められているコラム記事の変化や、メディア運営にかける想いなど、非常に興味深いお話を伺えました。

オウンドメディアを運営されている方にとって参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。

※文中でご紹介している「キジタス」は現在「オウンドメディア支援プラン」としてリニューアルしご提供させていただいております。【2017/02/01追記】

 

クライアント:株式会社ユーマインド
対象サイト:ヒトメボ(http://www.tokiomonsta.tv/hitomebo/column/
ご担当者: 編集部 森田 晋平様、 福田 浩子様

 

恋愛を科学するメディア「ヒトメボ」

今回お話を伺ったのは、「その一目惚れは両想いかも?」をテーマに、一目惚れや片想い、両想いなど様々な恋模様に、不安・疑問を持つ人に向けて様々なコンテンツを制作されている「ヒトメボ」編集部の森田様と福田様です。

ヒトメボーTOPページ

「恋愛を科学する」をコンセプトに、恋愛をテーマにした記事を配信するメディア。アンケート調査に基づく統計やリアルな体験談、人間の行動や経済、歴史などに精通する様々な専門家への取材をもとに記事を作成している。恋愛そのものだけではなく「サブカルチャー」や「あるある」、「性格診断」など…、恋愛に役立ちそうなテーマを幅広く扱う。また、メディア名にあるように「ヒトメボレ」をテーマにした記事も多い。

 

提携メディアへのアンケート系記事の掲載率が倍増

―アンケート記事の反響について教えてください。

 ユーマインド様

福田様(以下、福):作成した記事はヒトメボへの掲載はもちろん、より多くの方に見ていただくためにmixiやYahoo!、ニコニコ、楽天などのニュースサイトに載せていただいているのですが、キジタスを利用するようになってから、提携先メディアでTOPページやトピックスに取り上げていただく機会が増えました。

同形式のコラムの掲載率は、以前は約20%だったのですが、現在は倍以上の43%にアップしています。大手メディアでは2,000以上のコメントをいただくこともあり、とてもいい感触ですね。

キーワード調査によって、記事の企画そのものや記事に含めるキーワードに工夫をこらしていることが要因だと感じています。

シソやアロエのイメージ!? RGPに出てくる『やくそう』って、どう使うもの?」というコンテンツもニュースサイトや検索からのアクセスを多くいただいたのですが、これもやはりキーワードがポイントだと思いますね。

「面白い、かつニーズがあるコンテンツをどのキーワードで作るか」がやはりキモで、その部分でかなりウィルゲートさんにお力添えいただいています。

 

記事イメージ:RPGに出てくる「やくそう」ってどんなイメージ?かなり話題になったヒトメボのコンテンツ。
キーワード選定がなければ気づけなかったような切り口で企画していくことができる。
ニッチかつユーザーが興味を持つキーワードの抽出がキモ。

 

なぜアンケートコンテンツの掲載率が高いのか?求められているのは「根拠がある」情報

福:メディア運営と記事作成を行っている中で、3,4年前を境にニュースメディアに掲載する記事のニーズが変化していると感じています。

以前は「恋に恋する」ような、理想的な恋愛や異性に対する憧れを代弁して共感を得るタイプの記事が多かったように思います。
恋愛系であれば、例えば「年収1,000万円の男性っていいよね!」のようなものです。

近年のコラムには、このような「漠然と良しとされていること」や「常識とされていること」について「誰が、どういう理屈でそう言っているのか」を、フラットに、多角的に、根拠を示して紹介していくような姿勢が求められていると思っています。

先ほどの例であれば、年収1,000万円以上の男性は国内に6.2%しかいないのですが、いない人のことを漠然と「いいよね!」と言っていても相手が見つかるはずはないですよね。「誰が良いと言っているのか」ですとか、「年収1,000万円の男性ってどんな人なのか」、「出会えるのか、好きになれそうか」といったことにも触れていかないといけないと思っています。あとは「そもそも家計に1,000万円必要?」とかも気になりますよね。

それらの情報を集めた結果、読んでくださった方が「こうしたらいいんだ」という選択肢を見つけたり、「このままでいいんだ」という自信を持ってくださるかもしれません。逆にないものねだりされていた年収1,000万円以下の男性陣にも安心していただけるかもしれませんね。

このように「常識や良しとされていること」を調査しデータで突き詰めることで、人々が新たな選択肢や価値観に気づくかもしれない。そのために、アンケートは有効だと思っています。

記事イメージ:元カレのことをいつ思い出してる?

ユーマインド様と弊社でお作りしたコンテンツ。
LINE NEWSやmixiのトップニュースにも掲載された。

 

アンケート結果そのものより「回答理由」が重要

―確かに、最近のユーザーは情報慣れしていますし、根拠をより重視するようになってきていますよね。

福: はい。そんな中でウィルゲートさんのキジタスは、「フラットな分析に最適なアンケート記事」を作ることができ、嬉しいです。

また、「アンケート対象者が100人」ということの良さを最近とても実感しています。

アンケートは、根拠にあたる“その人がこの回答をした理由“が非常に大切だと思っていて、ウィルゲートさんは回答データだけでなくそちらもサービス内に含めて提供してくださるのが嬉しいですね。

というのも、読者は数字と同じかそれ以上に「アンケート回答者のコメント」に重きを置いていると考えています

その点、サグーワークスのユーザーの方々はアンケートの自由記述欄にしっかりコメントを書いてくださるので非常に助かっています。
大規模過ぎるアンケートだと、ひとつひとつの回答が薄くなりがちで、実態がつかみづらく分析もしにくいですよね。

また、ヒトメボ内にもアンケートをとるシステムはありますが、「読者のみでなく幅広い対象にアンケートを取ることで、一般的な回答を得たい」というニーズもあったので、ここにも合致していました。

加えて、他のメディアがすでにコンテンツで取り組んでいるキーワード群、その逆のニッチなキーワード群を調べてくださることがとてもよいですね。

結果的にキーワードの分析というSEOの観点と自分たちの書きたい観点の両方を満たした記事を書けるので、とても助かっています。

 

地球を70億人の恋する惑星にしたい

ユーマインド様インタビュー

―記事を多くの人に見てもらうという点では成果を出されていると思うのですが、そもそもなぜこの「ヒトメボ」の運営を始められたのですか?

森田様(以下、森): もともとは2009年4月に始めた、「ヒトメボ(一目惚れしたとき押すスイッチ)」というサービスがきっかけです。

これは、「あの人いいな!」と思った人同士が同じ場所で、同じ時間にアプリやWeb画面に表示されたスイッチを押すと位置情報を用いて「両想いかも?」と通知するもので、一部ではご好評いただけたのですが、ファンの裾野を増やし、サービスに興味・関心を持って頂き続けるためには、「コンテンツの継続的な提供」が必要だと感じました。

そこから、一目惚れスイッチとは別に、2011年2月から「ヒトメボコラム」の運営をスタートしました。

スイッチとコラムのユーザーが相乗効果で、それぞれ増えてくれたら嬉しいですね。

福: 近年は、例えば“会社”や“学校”や“知人の紹介”といった限定された範囲内での恋愛が多くなっていると思っています。

でも、会社や学校だけだと、人生を通して出会う、恋愛対象となる異性が100人未満なんていう方もいるんじゃないでしょうか。その100人の中から運命の人が見つかればいいですが、それもなかなか難しいのではないかと。

そこで、人々が様々な場でもっと自由に「一目惚れ」から始まる恋愛もできたらいいな、そのきっかけや後押しになれたらいいな、という考えのもと、記事を発信しています。

 

「恋愛の百科事典」を目指して

―では、ヒトメボの今後の展望を教えてください。

福:今よりもコンテンツの数を増やしていくことはもちろんですが、「常に痒いところに手が届く」メディアを目指しています。

今のところの目標は、「恋愛の百科事典」「家庭の恋愛マニュアル」ですね。

例えば、「恋愛が苦手だな…」という人でもヒトメボ内で目次をひけば、心理学や人相学を始め、なんだかよく分からない観点からも、その仕組みや対策、みんながどう考えているかが紹介されていて、多方面から自分の持つ悩みを解決できたり自信を持ったりできる。そんなメディアになりたいと考えています。

 

まとめ

ヒトメボ様の場合、メディア提携などによってコンテンツの拡散経路を整えていたことも大きいですが、Webで発信されるコンテンツの量が増え続けている中で、ユーザーがどのようなコンテンツを求めているのかを感じ取ることは非常に重要です。

ただのコラム記事ではなく、リアルなユーザーの声を根拠とすることで、より多くの共感を生むことができる、結果として多くのコメントが得られ、見てくれる人も増える、
アンケート記事を最も有効活用しているひとつの事例だと思います。

アンケート記事という手段が合いそうなテーマを扱うメディアを運営している方は、ぜひ追加するコンテンツのひとつの形式として使ってみてください。

※文中でご紹介している「キジタス」は現在「オウンドメディア支援プラン」としてリニューアルしご提供させていただいております。【2017/02/01追記】

プロモニスタ編集部
プロモニスタ編集部
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