いよいよ気温も暖かくなり、春の訪れを感じている人も多いかと思います。
春といえば桜の季節ですね。
多くの日本人が愛してやまない桜ですが、あなたはもうお花見の計画は立てていますか?
下記サイトによると今年の東京の開花予想は3月25日となっています。
今年の桜の開花は、例年通りか例年より少し早くなるようです。
目前に迫った桜の開花ですが、まだお花見の予定が定まっていないという方も多いと思います。
お花見に伴って需要が増加する業界ははいろいろとあります。
桜の見えるレストランやホテル、公園でお花見を楽しむ方向けのお弁当や宅配サービスetc.
このチャンスに多くのお花見を考えているお客様と出会いたいという方は多いかと思います。
今回はお花見関連のビジネスの中でも「屋形船」に注目して、お花見向けの屋形船を運営する業者目線で調べてみました。
その前に、屋形船でお花見できるスポットって・・・?
屋形船でお花見したことがあるという方はあまり多くないかもしれません。
私の席の周りの10人ほどにアンケートを取りましたが、屋形船でお花見したことあるのは1名だけでした。
しかし実は川沿いにお花見スポットが多いことをご存知ですか?
有名なのは隅田川や目黒川でしょうか。
その他にも東京で言えば神田川や荒川沿いにもお花見スポットがあるようです。
川沿いに桜が多いことには理由があります。
~川辺に桜が多く植えられている理由~
昔、堤防の地盤を固めるため。
桜を植えて見物客を増やし、そこを歩かせて地盤を固めさせようとしたから。出典:https://www.qkamura.or.jp/echizen/news/detail.asp?nId=402
真実か否かは定かではありませんが、川辺にお花見スポットが多いことは事実ですし、
爽やかな水辺で見る桜はまた格別です。
さらに屋形船なら場所取りもいらず、周りを気にせず桜を堪能できます。素晴らしいですね。
というように屋形船でお花見をする良さに気付いた人々は
どのようなサイトに出会い、実際にお申込みするのでしょうか。
激戦!お花見で競合比較!
「花見 屋形船」などでもリスティング広告は多く出ているため、ウェブ集客は盛んに行われているようです。
しかしながらコンテンツの充実、サイトの見やすさなどはまだまだ改善の余地がありそうです。
また特徴的な傾向として、屋形船業者のサイトや予約サイトなどを見ると
ネット上での予約ももちろんあるものの、FAXでの予約なども一般的なようです。
お花見など季節性あるのキーワードは、費用をかけてSEO施策などを行うのはあまり一般的ではありませんが、
自然検索での上位表示は非常に重要です!!
というわけで屋形船業者のサイトや予約サイト検索エンジンマーケティング上の観点から調査し、ウェブから顧客を獲得するための重要なポイントを考察してみます。
#調査方法
競合分析ツール「SEOカウンセラー:https://www.seo-counselor.jp/」を用いて、
「花見 屋形船」および「花見 屋形船」関連のキーワードでの順位状況や被リンク状況を調査します。
※対象サイトは以下10サイトです。 「花見 屋形船」で検索した際に上位表示されているサイト(2014/3/14現在)
東京屋形船案内 | https://www.t-yakata.com/tyh_hanami.htm |
濱田屋 | https://www.hamadamaru.com |
あみ達 | https://www.amitatsu.jp/ohanami |
三河屋 | https://www.funayado-mikawaya.com |
深川 富士見 | https://www.f-fujimi.com/fuji_news_haru.htm |
あみ清 | https://www.amisei.com/event.html |
屋形船東京都協同組合 | https://www.yakatabune-kumiai.jp |
浅草橋 野田屋 | https://www.f-nodaya.com/noda_sakura.htm |
中金 | https://www.nakakin.com/hanami.html |
辰金 | https://www.tatukin.com |
#調査結果
○キーワード順位
「花見 屋形船」で検索した場合、屋形船業者のサイトの中でも、お花見に特化したページが表示される場合が多いようです。
上位10サイトのうち8サイトが個別の業者のサイトとなっています。
○基本情報
「お花見」や「屋形船」はもちろん、「隅田川」「浅草」などの地域名、
「スカイツリー」などの観光スポット名などを含んでいるところも多く、キーワードなどを意識して記述されていると思われます。
INDEX数が1のものはお花見用の特設ページが上位表示されているサイトです。
TOPページが上位表示されているサイトはINDEX数も被リンクページ数も多くなっています。
対象サイト(東京屋形船案内 :https://www.t-yakata.com/tyh_hanami.htm )への被リンクのアンカーテキストのデータです。
「隅田川」「花見情報」などのアンカーテキストで被リンクされています。
調べた結果・気付いた事
・多くのサイトは花見のための特設ページを作っているが、SEO外部施策を行っている形跡は見られない
・ロングテールキーワードでも特設ページやTOPページが表示されており、検索意図に完全にマッチしたコンテンツが少ない
・季節性のキーワードのためリスティングは盛んに行われているようだが、上位に必ず表示されているサイトがあり、そのサイトを上回るためにはかなりの予算が必要となる
・ほとんどの場合、貸切が前提となるため、団体で花見をする際の幹事となる人にいかにアプローチするかが鍵となる可能性が高い
調査結果のまとめ
屋形船でお花見をする場合、貸切することが前提となる場合が多いため、
ある程度の人数が確保でき、かつお金をかける余裕のある団体が対象となるようです。
具体的には「会社の部署、歓送迎会を兼ねた花見」「親戚の集まり」などが考えられます。
上記のような団体の幹事さんに向けて「屋形船でお花見」という選択肢を認識させることから始めることが、
最も多くユーザーを獲得する方法だと考えられます。
「花見 企画」「花見 おすすめ」などを軸としたキーワードにマッチするコンテンツを作成し、
検討段階のユーザーにアプローチしていくと良いでしょう。
認知させるのに成功した後は、屋形船でお花見をすることのメリットをコンテンツで伝え、
場所や金額で絞り込んで検索できるような、情報がまとまったサイトを作れば、ユーザーにとっての価値もかなり高いと考えられます。
屋形船でお花見する場合、気になるのは料金などももちろんですが、
「参加してくれる人たちが本当に楽しめるのかどうか」というところかと思われます。
屋形船をあまり利用したことがない人にとって
「船酔いで楽しめない場合はないのか」「小さい子供でも大丈夫なのか」
など、不安を解消するために知りたい情報はたくさんあります。
しかしながら、そのような幹事さんの細かい不安を解消してあげるコンテンツはウェブ上にはまだあまり無いようです。
ユーザーに必要とされるような価値の高いコンテンツを作れば、まだまだ検索エンジンからの集客が期待できそうな業界です。
以上、お花見をめぐるSEO戦線を桜の開花前線に乗せてお伝えいたしました!
調査ツール紹介
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