アルゴリズムとは、検索エンジンが検索結果に表示するWebページの順位付けを行う計算式(プログラム)のことです。アルゴリズム(algorithm)とは「算出方法」を意味する英語です。
- 検索エンジンを欺いて順位を上げようとする悪質なページや、内容に価値のないページの評価を下げる
- 内容が優れており、更新を続けて価値を上げようとしているサイトやページの評価を上げる
検索エンジンはこれらを目的に日々精度を上げようとアルゴリズムの修正を行っています。
アルゴリズムの現状と対策
1.基準は非公開で全体の推測は困難
アルゴリズムは検索エンジンの心臓部であり、公開すると不正が起きやすくなるため、どの検索エンジンもほぼ非公開です。コンテンツ修正後のPV数や検索結果順位の変動からアルゴリズム全体を予測しようとしても、アルゴリズムに組み込まれている要素が多いので、予測は困難です。
- あまりに数が多いので一部だけを検証しても全体にあてはめるには無理がある
- 検索結果順位に相対的に影響を受けるライバルサイトのコンテンツ修正の効果は正確にわからない
2.アップデートが自社サイト順位変動要因になっているかはわからない
アルゴリズム更新は、小規模のものも含めると年に数百回は行われていると言われており、ほとんどがユーザーには気づかれないと考えられています。そのため、自社サイトの順位が変動した場合もアップデートによるものかはほとんど確認できません。
一方大規模なアップデートが行われる場合、検索エンジンがアップデートを公表することがあります。
3.Googleのガイドラインに沿ったサイト作成を続けるのが基本
Googleのガイドラインでは、検索エンジンのためではなくユーザーの利便性を最優先にすることを推奨しています。
Googleがガイドラインとして公表している主な指針は以下です。
基本方針
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
具体的なガイドライン
次のような手法を使用しないようにします。
- コンテンツの自動生成
- リンク プログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- コンテンツの無断複製
- 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった
- 悪意のある動作を伴うページの作成
- リッチ スニペットマークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
アルゴリズムは、ユーザーにとって質の良いサイトを上位表示して推薦できるように、アップデートをし続けています。刻々と進化するアルゴリズムですがユーザーにとって有益な、そしてクローラーにとって分かりやすいコンテンツを作り続けることが、SEO対策の王道です。
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