支援事例
コピーライター向けメディアが「TACT SEO」活用+SEO内製化支援プランを導入し、確度の高い顕在層にリーチできるように。業務の圧縮化によりマルチメディア展開にも着手できた事例
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2017年の設立以来、Web教育事業やWebプロモーションコンサル事業やEC事業を手掛けてきた株式会社Fereple(フィリプル)様が展開するコピーライターのための総合メディアがあります。それが「ライターズ.com」です。

ウィルゲート社のTACT SEOと内製化支援プラン導入後、4ヶ月で表示回数は約11倍、クリック数は約25倍に増加。広告よりも顕在層にリーチできている手応えを得ており、作業負担が減った分、マルチメディア展開にも着手できるようになったそうです。

支援導入の背景や施策内容について、代表の山下氏と、メディア運営を担当している細見氏・高山氏にお聞きしました。

株式会社Fereple 代表取締役 山下 大希氏(以下、山下)、細見 祐之亮氏(以下、細見)、高山 桃佳氏(以下、高山)
株式会社ウィルゲート 信宗 碧(以下、信宗)
聞き手:ライター 外山ゆひら

「自分でSEOの疑問を調べるは大変」
という方はウィルゲートにご相談ください。

「自社サイトにはどんなSEO改善をすれば良いのか?」「アルゴリズム変動で影響を受けたサイトを強化するにはどうしたら良いのか?」など、まだ具体的にサービス導入を検討していない方もお気軽にご相談ください。

独学で半年以上、SEOに向き合ったものの費用対効果が見えずにいた

まずは「ライターズ.com」を立ち上げた背景について、詳しくお聞きしました。

──サービスの詳細や特徴について教えてください。

細見:まず大前提として、当社では広告の文言を書くいわゆるコピーライターの方々だけでなく、Webライターやセールスライターなど、広くライティングの仕事をしている人たちを包括して「コピーライター」と定義しています。

「ライターズ.com」は、そうしたコピーライターの方々が必要なライティングの基礎知識からキャリアに関するノウハウ、読者の心の動きを理解するための心理学・雑学など、ライティングの仕事をするにあたって必要な情報を包括的に提供しているメディアです。2023年5月に正式リリースしました。

当社ではコピーライター養成オンラインスクール「Online ApC Academy」の運営事業を手掛けているのですが、その受講生や卒業生の一番の悩みが「文章を書く仕事に応募するにあたって、提示できる実績やポートフォリオがない」ということでした。そのため、このメディアで記事を執筆したいというライターさんの募集も行っており、実績獲得の場としても活用いただいています。

──SEO対策にはどのように取り組んでいたのでしょうか。

細見:社内にSEOの知見がある人間がいなかったので、私がWebやYouTubeのコンテンツなどを活用して独学で学び、手探りで取り組んでいました。ライターさんとのコネクションだけは豊富にあるので、SEO記事の作成は自社でできるだろうと考え、外部ライターさんに発注する方法で行っていましたね。

──2024年1月にウィルゲート社のTACT SEOとSEO内製化支援プランを導入いただいたきっかけは。

細見:支援をいただく前は、私のリソースの8割をSEOに費やしていたかと思います。自分なりにがむしゃらに取り組んではみたものの、なかなか費用対効果が見えない状況でした。次第に「見込みリストを獲得できなければ、この作業にはまったく意味がないということになる」と思うようになり、社長とも相談して「外部のコンサルティングを入れてサポートしてもらおう」ということになりました。

山下:コンサルをお願いする会社を決めるにあたっては、10社ほどに話を聞きました。ウィルゲート社にお願いしようと思ったのは、最初からたくさんのギブをしてくれたことが一番の理由です。初回の打ち合わせからコンテンツマーケティングの内容になっていて、我々が埋めてほしい知識を初回からしっかり埋めてくれた手応えがありました。「契約前はコンサルティングの実力は見せつつも、全ての実力は出し切らない」という線引きがあるのが普通だと思っていたのですが、それがほぼなかった印象です。打ち合わせ後に細見と話し、即決したと記憶しています。

「新規記事のほうが成果が出る」という思い込みを訂正でき、リライトにも注力

──どのような施策からスタートしたのでしょうか。

細見:まずはSEOの基本的な知識やノウハウを教わりました。「内部構造データとはなんぞや?」といった新しい知識から、今まで独学でやってきた部分の答え合わせまで、幅広い知見をいただきましたね。セミナーにもほぼ全ての回に出席し、その場で理解しきれなかったところを次回のミーティングで解消する、という流れでインプットを増やしていきました。

──記事作成・修正はどのように進められたのですか?

細見:ライターさんに外注するやり方は今まで通りですが、TACT SEOでの分析方法を教わり、競合リサーチ、キーワード抽出、構成を組み立てるまでの流れを掴んで、以前よりも”成果を出せる記事”という目線での記事作成に取り組みました。TACT SEOは感覚的に操作できるツールなので習得の難易度は高くなかったです。わからない部分は適宜、信宗さんに聞きながら覚えていくことができました。

リライトの重要性も、今回の支援を通じて学んだことの一つです。支援前はなぜか「新規記事を作成して広めたほうが成果につながるのだろう」と思い込んでいまして、その認識が誤りだったと気づきました。「どの記事をどのようにリライトすれば、成果につなげていけるか」についても具体的に教わり、既にあった50記事のうち約40記事にリライトを施しました。

信宗:Fereple様はライターさんのリソースを持っていらっしゃったので、私のほうからは「SEOの観点からどういった方向性でブラッシュアップすればいいか」を、TACT SEOを活用しながら補った形です。細身さんは熱心に学んでくださっただけでなく、提案した内容をスピーディーに反映してくださり、かつコンスタントに記事をアップしてくださいました。細見さんの熱量の高さは私自身、大変印象に残っています。

細見:ありがとうございます(笑)。

多くのキーワードがトップ10位内に上昇。表示回数等も大きく伸ばせた

──成果が出たときのエピソードを教えてください。

細見:施策開始直後から、すぐにセッション数が上がり、クリック数や表示数など全ての数字が右肩上がりに伸びています。施策開始時の4ヶ月前と比べると、セッションベースで表示回数(ページビュー数とスクリーンビュー数の合算値)は約11倍、クリック数は約25倍になっています。

検索順位も順調に伸び、20以上のキーワードで10位以内に上がってきました。1位を獲得できたキーワードも幾つかあり、情報を詰めていけば、まだまだ順位を上げていけるという手応えを得ています。被リンク対策にも着手しており、DR(ドメインレーティング)も1から16にまでアップしました。

──成果につながって本当によかったです。他に得られた成果はありますか?

細見:記事構成を作る時間を大幅に短縮でき、効率化を図れました。以前はリサーチをしつつの作業で、1記事あたり1時間ほどかかっていましたが、今は1本あたり5〜10分で完了できます。PDCAを高速化できたので、他のタスクにも着手できるようになりました。業務の圧縮化ができた分、サイト設計の部分に手を入れているほか、TikTokやYouTubeチャネルなど、新たなメディアの立ち上げにも着手しています。

あとは「こうすれば成果が出る」というSEOの方法論が明確になったことも、大きな成果だと感じています。順位が上がっていくのは楽しいですし、いろいろな数字が目に見えて伸びているので、「これは伸ばすしかない!」という感覚でモチベーション高く励めています。

山下:代表の立場から言えば、細見さんという人材を以前にも増して活かせるようになった実感がありますね。現在はCV(コンバージョン)対策も進めていますが、リストも月20件ほど獲得できるようになりました。広告経由のリストが月1,200件であることを鑑みると、母数で見ればまだまだ少ないのですが、申し込みに至った割合で見ると5倍以上で、顕在層にリーチできている手応えがあります。

サイトへの流入数も広告に比べれば現状、数万分の1程度ですが、新たな選択肢を持てたことは有益だと感じていますし、SEOの筋も出てきているので、将来は広告とSEOの立場が逆転していけばと期待しています。まずは月250リストくらいの獲得を目指していきたいですね。当社が手掛けるマルチメディアのハブのような存在になっていくことをイメージしています。

得られたノウハウを、別ジャンルのメディアにも活かしていきたい

──ウィルゲート社のTACT SEOとSEO内製化支援プランを推薦いただくとしたら、どのような企業や担当者になるでしょうか?

細見:知識がない状態でSEOに取り組んでいる人がいれば、今すぐにお願いしたほうがいいと思います。というのも私自身、独学でやっていた時間がかなりもったいなかったなと感じていまして。もちろん、多少なりとも独学で勉強していたことで網羅的に再インプットでき、「これは合っていた、これは違っていた」といった答え合わせもできたのですが、最初から正解を教えてもらっていたら、もっと早く成果につなげられたなと。教えてもらったほうが、無駄なく効率的に取り組めると思います。

ただし、受け身でいると将来的な内製化にまでつなげていくのは難しいと思うので、学ぶことや成果を出すことへの意欲は必須かなと思います。

山下:SEOは約30年の歴史がありますが、最近は複雑化しすぎていて、それを紐解いてイチから自分でやろうと思うと、かなりハードルが高いと思います。ノウハウがわからないままでは競合と同じ土壌で勝てるわけがないですし、ウィルゲート社には18年間のナレッジが溜まっているわけで、教えてもらったほうがいいに決まっていますよね。

当社の場合は事業の性質上、もともと記事作成のリソースを持っていたので、「うちに欠けているものを埋めてほしい」という形でのお願いでしたが、フルコースで丸投げしてもウィルゲート社は緻密にやってくれると思います。

──当社の担当者・信宗はどのような点で貢献できていますでしょうか。

山下:当初の期待通り、契約後もしっかり、綿密にギブしてもらっています。

細見:細かい部分から広いところまで教えていただいており、非常に助かっています。これまでで一番印象に残っているのは、プラン外のサポートも快くしてくださったことです。「うちと似たようなCV関係の施策はありますか」と気軽に聞いてみたところ、かなりの数の事例を出してくださり、優先順位まで付けて提示してくれました。またCVの動線を作るにはサイドバーが重要だとは思っていたのですが、具体的な方法がわからなかったときにも、突っ込んで教えていただきましたね。

信宗:「セッション数は伸びたけれど、CVが変わらない」というのでは本当の成果とは言えないと思っているので、できる限りの情報をお伝えさせていただければと思いました。

──これからの貴社の目標を教えてください。

細見:かなり自走できるようになってきたので、契約期間の終了まであと2ヶ月弱サポートをいただいて、しっかり内製化できる体制を確立することが目標です。

今ある50記事がしっかり機能して集客してくれているので、記事作成は一時的にストップしていますが、少し検索上位が落ちてきたキーワードもあるので、折を見てまたテコ入れをしていこうと考えています。今年の春から新入社員の高山さんがSEOのチームに入ってきてくれたので、信宗さんから新たに知識のインストールをしてもらっており、記事作成は高山さんに引き継いでいく予定です。

高山:SEOの知識はほぼゼロの状態で入社しましたが、勉強するほど疑問が湧いてきて、信宗さんに都度丁寧に教わっている最中です。当初は参考ページの選定が苦手だったのですが、コツを教わってからスムーズにできるようになってきました。2ヶ月前に比べれば知識も多少付いてきたと感じますし、一人前に業務を任せてもらえるよう頑張っていきたいです。

山下:来年はまた違うオウンドメディアを立ち上げる予定です。それも込みで、逆算して「SEO対策のノウハウが欲しい」と思っていたので、今回のご支援で得られたものには総じて満足しています。今回、ウィルゲート社からいただいた情報をどう活用していくかは、自分たち次第だと思っていますね。

今のトレンドとしては動画メディアが隆盛で、そちらに注力をシフトしている企業も多いと思いますが、私はだからこそ、テキストのオウンドメディアで集客できることは武器になると考えており、今後も力を入れていく考えです。

──Fereple様のさらなる発展を祈念しております。ありがとうございました!

プロモニスタ編集部
プロモニスタ編集部
プロモニスタでは、コンテンツマーケティングとコンテンツSEO、SEO対策を中心にwebマーケティング関連の最新情報やノウハウ、当社の事例を発信しています。
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