コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングに必要なツール9選と効果測定方法
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コンテンツマーケティングを実践していると、コンテンツの生産に追われてしまい効果測定がおろそかになりがちです。

しかしながらただでさえ直接的な効果が見えにくいのがコンテンツマーケティングですから、しっかりと効果を検証し、改善していくことが重要です。まずは最初の設計をしっかり行い、できる限り手間がかからないような効果測定、改善の方法を取り入れておきましょう。

今回はコンテンツマーケティングにおける効果測定、改善の考え方とそのために使えるツールをご紹介します。

有効な効果測定は有効なKPI設定から

コンテンツマーケティングのKPIとしてよく言われるのはPV数やアクセス数、コンテンツを見た人のコンバージョン数、等だと思います。

もちろんコンテンツマーケティングの目的を「認知拡大」と「売上向上」においた場合指標として間違ってはいませんが、それだけでは粒度が粗すぎて次の改善に活かしにくくなります。

そこで重要になるのが、もう少し細かいKPI設定です。以下でその考え方をお伝えしていきます。

コンテンツの役割に合わせて重要KPIを変える

コンテンツ戦略を立てる時点で、ユーザーの購買段階を想定し、それぞれの段階で必要なコンテンツは何かを考えていると思います。
このユーザーの段階によってコンテンツの役割が変わります

参考:ページを増やすだけではダメ!コンテンツマーケティングの戦略立案に必要な4つの要素

そしてKPIはコンテンツの役割によって変わります。
わかりやすくするために、酵素ダイエット関連商品をメインに扱っているECサイトを例として説明していきます。

▼酵素ダイエット関連商品を購入するユーザーの購買段階(簡易版)

効果測定方法

幅広い認知を獲得するコンテンツ

効果測定方法-認知

まずは入り口となる認知を獲得するためのコンテンツです。
このコンテンツのもっとも重要な役割は、できるだけ多くの(顧客になりうる)ユーザーに自社の存在に気づいてもらう、有益なコンテンツ提供者として認識してもらうことです。

コンテンツの役割・目的 ターゲットの認知を獲得する
具体的なコンテンツ例 体質別 最適なダイエット方法まとめ

指標として適切なのは「新規ユーザーにどれだけ見てもらえたか」です。具体的には以下の様な数字が重要指標になります。

  • ソーシャルメディアでのリーチ数
  • PV、セッション数
  • 新規訪問率
  • オーガニックのセッション数
  • 獲得ナチュラルリンク数
  • 狙っているキーワードでの検索順位

※新規訪問ユーザー獲得にあたって重視している経路によって、各指標の重要度は変化します。

商品やサービスへのニーズを高めるコンテンツ

効果測定方法-興味・関心

次は自社の商品(サービス)自体への興味・関心を強化し、ニーズを高めるためのコンテンツです。
幅広く集めたユーザーの段階を進めるために、有益なコンテンツという形で自社の商品(サービス)の魅力を伝えたり、自社への信頼を高めたりすることが重要な役割になります。

コンテンツの役割・目的 ターゲットの購買ニーズを高める
具体的なコンテンツ例 酵素ダイエットで体質改善して3ヶ月で7キロ痩せた事例

指標として適切なのは「ユーザーの没頭度や興味関心の強化」です。具体的には以下の様な数字が重要指標になります。

  • 平均滞在時間
  • ページ/セッション
  • (計測できる環境があれば)読了率
  • CTAへの反応率(バナーのクリックなど)

メルマガ登録などのマイクロコンバージョンを設定しているなら、そのコンバージョン率も重要指標となるでしょう。

コンバージョンを促すコンテンツ

効果測定方法-購買検討

最後に商品の購入やお問い合わせを促すコンテンツです。
ランディングページがコンバージョンコンテンツの典型例です。顧客インタビューやメルマガ限定のキャンペーンなどもこのコンテンツに分類できるでしょう。

コンテンツの役割・目的 購入/問い合わせの獲得
具体的なコンテンツ例 ランディングページ

指標として適切なのは「どれだけ購入や問い合せを獲得できたか」です。具体的には以下の様な数字が重要指標になります。

  • コンバージョン率
  • メルマガの反応率

実際にはひとつのコンテンツが複数の役割を担っていたり、購買段階ももっと複雑だったりしますが、基本的には考え方は同じです。
コンテンツがになっている役割を適切に評価できるKPIを設定していきましょう。

 効果測定結果をもとに仮説をたて、更に検証する

それぞれの指標の中で改善(もしくは強化)したいものがあると思います。そこに対して仮説を立てることで具体的な施策が決まります。

例えば「認知ユーザーをもっと増やしたい」となった場合、どのようなコンテンツを作ればどれくらいのソーシャルメディアでのシェアが発生するか検証します。いくつかのコンテンツで実験し感覚がつかめれば、「記事本数をいくつ増やせば、アプローチできるユーザーがこれくらい増えるだろう」という見込みを立てることができるようになります。

コンバージョン率が低い場合はランディングページの改善や別のコンテンツへの誘導などが改善施策として浮かびます。

このようにある程度細かいKPIを設定することで、どの役割のコンテンツをどのように改善するかがわかりやすくなります。

 コンテンツの効果測定に使えるツール

効果測定の考え方がわかればあとは適切なツールを選択するだけです。コンテンツマーケティングの効果測定を行うためのツールが各社からリリースされている昨今ですが、その多くは有料です。

理想としては効果測定などの作業に時間を取られない有料ツールを使っていきたいところですが、それが難しい場合は無料ツールを組み合わせて、ほぼ同程度のデータ蓄積、分析ができます。以下で無料/有料に分けてツールをご紹介していきます。

無料ツール

・アクセス解析/サイト分析全般
Googleアナリティクス
Googleサーチコンソール(旧Googleウェブマスターツール)

・ソーシャル/リンクビルディング分析
Open Site Explorer
Ahrefs Site Explorer

・検索順位追跡
GRC

※無料版は機能制限有り

有料ツール

コンテンツエビス/広告効果測定システムから進化!マーケティングプラットフォーム アドエビス(AD EBiS)

MIERUCA(ミエルカ)コンテンツの課題を、見える化

コンテンツマーケティング管理ツールのContentForce

ちなみに私たちも自社開発のツールによるレポーティングサービスを行っています。
サイト分析&レポーティングサービス アナライズSEO

コンテンツマーケティング まとめ

コンテンツマーケティングは売上への直接的影響が見えにくい部分もあるで、しっかり効果測定をし、会社に貢献していることを示さなければ続けられなくなります。
必要な数字を計測しPDCAを回していくことができるようなツールを導入したり、本当に時間が取れない場合は外部のレポーティングサービスを利用するなどして、しっかりと効果測定を行い、ナレッジを蓄積していきましょう。

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プロモニスタ編集部
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