ドメインとは、IPネットワークにおいて個々のコンピューターに割り当てられた名称のことで、インターネット上の住所のようなものです。インターネット上のすべてのドメインはICANNという非営利団体によって一元管理されており、2つとして同じものは存在しません。IPアドレスとドメインはDomain Name System（ネームサーバー）によって関連付けられています。

ドメインの必要性

インターネット上のすべてのコンピューターには固有のIPアドレスが割り振られており、すべての通信はこのIPアドレス間で行われています。しかしIPアドレスは数字の羅列に過ぎないので、人間が見た際にわかりにくかったり混乱が生じます。そこで生まれたのがドメインです。

現実世界で例えるならIPアドレスは地球上の緯度と経度で表した座標、ドメインは住所のようなものです。

緯度経度：北緯35度41分 東経139度46分　→　住所：東京都中央区日本橋
IP：153.122.27.59　→　ドメイン：promonista.com

ドメインの構造

ドメインは「.（ドット）」で区切られた階層構造になっており、一番右をTLD（トップレベルドメイン）、次が第2レベルドメイン、その次が第3レベルドメインと左に行くほど階層が深くなっていきます。

TLDについて

一般のWeb管理者に関係があるTLDはccTLDとgTLDの2種類です。ccTLDとは国名コードに基づいたTLDで、その原則として国のウェブサーバー管理者が取得できます。

例：.jp .uk .us .fr など

ccTLDとは対象的に誰でも利用可能なTLDがgTLDで「.com」や「.info」などがあります。また、本来はccTLDにも関わらず、ccTLDの管理レジストリが取得条件を排除している例もあり、例えばツバルという国の「.tv」というドメインはgTLDと同様に取得することができます。

GoogleはccTLDかどうかでその国をターゲットにしたサイトかどうかを判断し、インターナショナルターゲティングを行う参考にしていますが、「.tv」のようなgTLDとしても使えるccTLDに関しては、gTLDと同じ扱いをします。

例外ccTLDの一覧