BtoB、BtoCに関わらず、見込み客に向けてのメール配信を実施している企業は多いと思います。
メール配信を実施している方にとって、指標の一つにもなる「開封率」、
頭打ちになっていて悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、メールの開封率を上げるために修正すべきポイントと、それらに変更を加えることでどれぐらいの変化があるかの参考として、わたしたちの事例をご紹介させていただきます。
開封率を上げるポイント4つ
一般的に開封率を上げるポイントは以下の4つがあげられます。
- 件名
- 配信タイミング
- 差出人
- 送付リスト
以下で、簡単にそれらの修正方法をご紹介させていただきます。
件名は端的に。できる限り具体的な数値や記号を利用する
件名は、開封率を大きく左右するポイントです。
メーラーでは大抵の場合、15文字程しか表示されないので、目に止まりやすいキーワードは文頭に持ってくると良いでしょう。
また、これはメールの件名に限らずですが、記号(カギカッコやビックリマークなど)で目立たせたり、具体的な数値を入れて興味を引く工夫も必要です。
差出人名は「個人名」にする
「●●運営事務局」「●●編集部」などからのメールは目に止まりにくいですが、「山田花子【株式会社●●】」のような個人名から送られてくるメールは、面識がなく知らない名前だったとしても目に止まりやすいですよね。
経験として実感している方も多いと思います。
送付リストはメールの内容にマッチするターゲットに絞る
こちらも開封率を大きく左右するポイントです。
例えば、アパレル通販サイトで女性向けブランドのワンピースのセール情報をメルマガで告知するとして、送付リストのほとんどが男性だったら、どんなに件名に工夫を凝らしても開封率は低いでしょう。
これは極端な例ではありますが、自分のビジネスに置き換えて考えてみるとイメージできると思います。
通勤・通学時間、お昼、BtoCなら21時以降も狙い目
配信タイミングは各説ありますが、よく言われているのは上記です。
BtoBであっても、メールをスマートフォンから確認できるようになったため、通勤時間帯は有効と言われています。
【事例】開封率を上げるためにやっていること
開封率を上げるために修正すべき場所はわかったけれど、どのように修正すればいいかイメージがつかなかったり、本当に効果があるのか不安に感じる、という方も多いと思います。
そこで、ご紹介した各項目に改善を加え、高い開封率を出すことができた事例をご紹介します。
私たちは、リードナーチャリング(※)に力を入れているので週次のメルマガとは別に、より深い内容をお伝えするSTEPメールのようなものも配信しています。
※リードナーチャリングについては以下の記事をご覧ください。
まずはこれだけ見ておけばOK!リードナーチャリングの全体像を理解するための9記事まとめ
特に後者のメールについては開封率を上げるためのポイントを少しづつ修正して配信しているので、各項目で変更していることについてご紹介させていただきます。
件名はメールの種類に関わらず、キャッチーでわかりやすいものを
件名は通常のメルマガとSTEPメールで大きく違う部分はありません。開封したいと思ってもらえるタイトルを考え抜いて設定しています。
差出人は個人名に
通常メルマガは「ウィルゲートNews運営事務局」ですがSTEPメールは個人名で配信しています。
補足しておくと、統一で1人の名前を使用しており、必ずしも送信リストの方と面識があるわけではありません。
送付リストはメール内容に合わせて絞り込む
STEPメールは、特定の資料のダウンロードや通常のメルマガへの反応などからニーズの度合いを推測し、一定以上のニーズが見込める方に絞って配信しています。
配信タイミングは午前中に、PCからの閲覧を想定
配信タイミングを午前中の11:00に設定しています。
基本的にPCから見ている人が多いので、朝のタスク処理が一段落したタイミングやお昼前のメールチェックの時間を狙っています。
通常のメルマガは、火曜14:00に配信しています。
STEPメールについては曜日は決まっておらず、送付先の反応によって変わります。
【結果】開封率はどれぐらいあがるのか?
開封率を上げるために重要な項目に変更を加えた結果をご紹介していきます。
累計配信数
約1,300件ほど
開封率
70.1%
一般的なメルマガの開封率は15~20%ほどと言われているので、かなり高い開封率だと言えます。
差出人名、送付リスト、配信する時間、それぞれを最適化することで開封率は改善するということがお分かりいただけるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
それぞれの項目を比較してみると、以下のようになります。
今回の事例については、上記の数値が他社の同じようなメールと比較してどうなのかは検証できていませんが、一般的に言われているような項目に手を加えれば、開封率70%も実現可能ということが証明できたかと思います。
メール配信に関しては他にも色々とテストしており、差出人名を個人名に変えると開封率は30%くらいまで上がるということや、タイトル変更だけでも2~5%ほど開封率が変動するということもわかっています。
その中で、(開封率に限らず)メールの効果を最大限発揮させるために最も工夫すべきなのは「送付リスト」だという結論に至っています。
最近よく言われている、One to Oneマーケティングなどの考え方に基づき、できるだけ一人一人に合わせた内容をメールで配信し関係を構築していくことが理想ですね。
メルマガ配信に関するデータは、以前他の記事でもお伝えしています。
【事例公開】メルマガの開封率、クリック率の目安は?具体的数値を公開します。
こちらも参考にしてみてください。
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