「SEO対策をしたいけどキーワード選定のやり方が分からない」とお悩みのWebサイト運営社の方もいるのではないでしょうか。
コンテンツマーケティングで集客をするうえで、キーワード選定は非常に重要です。
本記事では、SEO施策に欠かせないキーワード選定方法を4つのステップに分けて解説します。
1『SEOコンサルティング』:サイト全体の戦略設計からプロが伴走
2『SEO内製化支援プラン』:正しいSEOの知識で内製化を実現
3『Webコンサルティング』:サイト改善によるCV創出で成果最大化
目次
SEO対策における「キーワード選定」とは
キーワード選定とは、検索結果で上位表示を目指す「単語」を選ぶことを指します。
適切なキーワード選定をすることで、商材・サービスへの興味関心が高いユーザーの獲得につながるため、SEO対策の要と言えます。
適切なキーワード選定をしなかった場合、
- 上位表示はされたがサイトへの流入が増えない
- 流入は増えたが、ターゲットとしているユーザーではない
ということが起きます。
ターゲットとしているユーザーにコンテンツを届けられるように、適切なキーワード選定をしましょう。
SEO対策とは?
SEO対策とは、”Search Engine Optimization”の略であり、検索エンジン最適化のことを指します。
Googleを検索したユーザーの検索ニーズに合致するコンテンツを提供することで、検索結果の上位に表示され、ユーザーからの訪問を得ることができます。
Googleがコンテンツを上位に表示するためのアルゴリズムは非公開ですが、Webサイト運営者に向けて「ウェブマスター向けガイドライン」や「Google 品質評価ガイドライン」を公開しています。
ガイドラインに則ってSEO対策を進めることが、ユーザーの利便性が向上し、検索結果の上位に表示されることへの近道と言えるでしょう。
もしもっと詳しくSEO対策について知りたい方は「【2022年最新】SEOとは?基礎知識から上位表示のための対策方法まで解説」「必勝!SEO虎の巻《基礎編》 ~SEOによる顧客体験の創造~」を確認してみてください。
SEO対策ではキーワード選定が成果の8割を決める
SEO対策ではキーワード選定が成果の8割を決めるほど、非常に重要な工程になります。SEO対策の中でも最も比重を置くべき工程といっても過言ではありません。
マーケティングで成果を出すためには「誰に(Who)、何を(What)届けるか」の組み合わせが非常に大切である、というお話を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これはSEO対策も同様です。
キーワード選定を通して、「どんな興味を持った人か?」「どれくらい購入意欲がある人か?」「どんな心理状態の人か?」などのターゲットユーザーを細部まで理解し、彼ら・彼女らが求める情報をピンポイントで届けることこそがSEO対策の価値になります。
つまり、キーワード選定を徹底的に行うことは、マーケティングでいう「Who(誰に)」を突き詰める作業と同等です。この活動はすべての起点にもなる非常に重要なポイントになります。
仮にキーワード選定をおざなりにしてしまうと
- コンバージョンや購入数等ほしい成果に全く結びつかない
- 全く上位化できなくなってしまう
- 施策を続けるほどコストが膨れ上がってしまう
といったデメリットが発生します。
SEO対策の成果を上げ続けるためにも、キーワード選定には時間をかけて徹底的に行いましょう。
弊社もお客様のSEO対策を支援する際、初期企画として1~2ヵ月をかけて丁寧にキーワード選定を行うことが多々あります。
SEO対策のキーワード選定のやり方【完全ガイド】
SEO対策のキーワードの選定は、大きく2つのやり方に分かれます。
どちらのやり方でも成果に大きく差はなく、自社に合うやり方か否かが判断基準です。
今回は、「ニーズ起点でキーワードを選定する方法」をステップごとに詳細にお伝えいたします。
SEO対策キーワード選定 ステップ1:適切なキーワードを選定するためのセグメントを分ける
キーワード選定では、まず「適切なキーワードを選定するためのセグメント分け」を行うことが非常に重要です。
よくあるSEO対策の失敗として「自社ターゲットか否かのラインをあいまいにしてしまう」という事象が挙げられます。これでは、仮に上位化し、流入数を最大化できたとしても自社の売上に還元されることはありません。
まずはSEO対策で狙いたいターゲットを明確にし、自社が注力するべきセグメントに絞る必要があります。
そこで、4象限のグラフを使って自社のターゲット領域を整理していきましょう。縦軸には「ユーザーの商品に対するニーズ」、横軸には、「法人向けか、個人向けか」で分けます。
少しわかりづらいかと思うので、弊社のサービスである「SEOコンサルティング」を例にお話します。
今回、SEOコンサルティングの売上を上げることを目的としてSEO対策を行うことを仮定しました。
弊社のSEOコンサルティングは基本的に法人向けのサービスになるため、左側のキーワードを中心に狙っていきます。対して右側の「個人」に関するキーワードは、SEOコンサルティングのサービスではなく、採用や求人、スキルなどが中心になります。
更に上半分は、「SEOコンサルティングを本格的に検討しているユーザー」であり、下半分は「SEOコンサルティングへのニーズはまだ生まれていない潜在層」となります。
このように、自社の狙いたいセグメントをまずは明確にし、適切にターゲットに刺さる情報を提供できることが非常に重要です。
SEO対策観点から「自社ターゲット以外のキーワードを対策する必要」が出てくる
4象限を使って、自社のターゲットに刺さるキーワードを選定する旨をお伝えしましたが、場合によっては自社のターゲット外のキーワードを狙う必要も出てきます。
Googleは、キーワード同士の関連性によってそのサイト全体の情報の網羅性を評価しています。よって、Google からの評価を高めるためにやむを得なくターゲット外のキーワードを対策する必要性も出てきます。
状況に合わせた対策が必要になることも念頭に置いておきましょう。
SEO対策キーワード選定 ステップ2:関連するキーワードを洗い出す
狙うべきキーワードのセグメントが決まったら、次は関連するキーワードを洗い出していきましょう。
SEO対策は、ページ単体の記事やコンテンツの充実度を高めるだけでは成果を出すことができません。同時に、サイト全体での領域への専門性が非常に重要になります。
そして先述した通り、Googleはサイト全体の専門性を「キーワード同士の関連性」で領域への専門性を評価します。つまり、「SEO対策」で上位化したい場合、「SEO対策」に関するページだけではなく、「SEO対策 やり方」「SEO対策 費用」「SEO対策 上位化」といったキーワードでも対策する必要があるのです。
これらの関連しあったキーワードの事を「関連キーワード」と呼びます。
ただ、関連キーワードは人力で抽出することが非常に困難です。SEOツールを活用することで、くまなく関連キーワードを抽出することができます。
【無料】「SEO対策」で1位を獲得したSEOツール「TACT SEO」に登録する
ここからは、弊社のSEOツール「TACT SEO」と無料で利用できる「ラッコキーワード」の2種を使った関連キーワードの選定方法をお伝えします。
①TACT SEOを使って関連キーワードを選定する方法
「SEO対策」で上位化を狙っていく場合、下記のようなキーワード一覧が出力されます。
調査キーワードの入力画面に軸となるキーワードを入力すると、関連語と併せて検索ボリューム(検索数)と想定のGoogle広告のクリック単価も取得可能です。
▼関連語について詳しく知りたい方はこちら
関連キーワードとは?SEO対策の基本と取得ツールについて解説
②ラッコキーワードを使って関連キーワードを選定する
無料でも使えるラッコキーワードを使ってキーワードを選定します。
ラッコキーワードは狙っているキーワードを入れ込むだけで、関連キーワードを選定することができます。
すでに一定SEO対策に取り組んでいる方に向けた関連キーワードの選定方法をお伝えします。
それは自社サイトのアクセス解析データからキーワードを取得する方法です。
すでにWebサイトを運営してから一定期間が経っていないとアクセス解析するデータがないため、新規サイトの立ち上げ時には活用できません。
アクセス解析について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
『アクセス解析とは?基本から分析方法まで徹底解説!』
アクセス解析を活用してキーワードを取得するには、Google Search Console(サーチコンソール)やリスティング広告のデータを使いましょう。
Google Search Console(サーチコンソール)を使う場合、「検索結果のパフォーマンス」から「ページ」で絞り込むと、URLごとのクエリ・クリック数・表示回数を確認できます。
リスティング広告の管理画面で調査する場合、コンバージョン率が高いキーワードが新規記事として作成できないか、または既に作成しているコンテンツをリライトすることで上位表示を狙えないかを確認します。
SEOツールに関して詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
SEO対策キーワード選定 ステップ3:ユーザーの検討フェーズに合わせて、キーワードを選定する
まずは、自社サイトのターゲットとなるユーザーはどんな状況なのか、どんなことを知りたいのかといったユーザー像を具体的に描き、検索意図を把握することが重要です。
先ほどの「SEOコンサルティング」の例をもとにすると下記のようになります。
フェーズごとにユーザーが知りたいことは異なるため、各フェーズのユーザーが検索するキーワードも異なります。
基本的には
- 潜在層
- 準顕在層
- 潜在層
の3つのフェーズにユーザーを分けて検索キーワードを特定しましょう。
ユーザーの検討フェーズによって、検索意図が変わります。
SEO担当者が覚えておくべき検索意図は大きく
- 案内型(ナビゲーショナルクエリ)
- 情報型(インフォメーショナルクエリ)
- 取引型(トランザクショナルクエリ)
の3つです。
これらの検索意図を適切に理解し、対策の優先度を決めることで、狙ったターゲットへの訴求を可能にします。
案内型(ナビゲーショナルクエリ)
案内型は、特定のWebサイトを見つける意図のあるキーワードです。このWebサイトに行くことが目的のため、「Goクエリ」とも呼ばれます。
例)
- 「Yahooニュース」
- 「Gメール ログイン」
- 「楽天市場 購入履歴」
- 「JR東日本 問い合わせ」
- 「マクドナルド メニュー」
情報型(インフォメーショナルクエリ)
情報型は、情報収集をしたいという意図のあるキーワードです。知ることが目的のため、「Knowクエリ」とも呼ばれます。
例)
- 「不動産 選び方」
- 「ハンバーグ 作り方」
- 「アメリカ 飛行時間」
- 「ダイエット 方法」
何かを知りたい・疑問を解決したいといったユーザーの心理が垣間見れます。
取引型(トランザクショナルクエリ)
取引型は、ユーザーが何かをしたいという意図のあるキーワードです。何かすることが目的のため、「Doクエリ」とも呼ばれます。
例)
- 「iPhone 通販」
- 「Google Chrome ダウンロード」
- 「壁紙 資料請求」
- 「YouTube 漫才」
どのキーワードも、何かしたい・何かを手に入れたいといった検索意図を推測できます。
検索意図について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
『検索クエリとは?キーワードとの違いや調べ方・活用方法を解説』
『検索意図とは?SEOにおいて重要な理由から調べる方法まで徹底解説』
SEO対策キーワード選定 ステップ4:キーワードをグルーピングする
サイトに関連するキーワードリストを取得したら、検索意図が近いキーワード同士をグルーピングします。
キーワードグルーピングを行うことで
- 複数キーワードでの上位表示を可能にする
- キーワードカニバリゼーションを防ぐことができる
の2つのメリットが存在します。
複数キーワードで上位表示を可能にする
例えば「メンズ 化粧水 ランキング」「メンズ 化粧水 おすすめ」というキーワードには「メンズ化粧水の購入を検討しており、人気がある優れた商品がどれかを知りたい」という共通の検索意図があります。
このように検索意図ごとにキーワードをまとめていき、1つのページでまとめて対策するための下地を作ります。
検索エンジンは日々進化しており、別々のキーワードでも検索意図が同一の場合は同じページを表示させる傾向があります。
そのため、検索意図が似ているキーワード同士をグルーピングし、一つのページでまとめて対策することで、同時に複数キーワードでの上位表示が狙えます。少ないページ数で多くのキーワードを対策できるため、より効率的に成果を出すことができます。
キーワードカニバリゼーションを防ぐことができる
キーワードのカニバリゼーションは非常に深刻な問題を引き起こします。
同じ検索意図のキーワードで記事を執筆してしまうことで、自サイト内で競合しあってしまい、Googleからの評価が分散してしまいます。
これによって、検索順位が大幅に下落してしまうのです。
このようなキーワードカニバリゼーションを防ぐためにも、キーワードをグルーピングすることが非常に重要なのです。
弊社が実際に支援した事例では、キーワードのカニバリゼーションをSEOツールを活用して解消することで、「転職サイト おすすめ」「転職エージェント おすすめ」などのメジャーな検索ワードでも、コンスタントに上位3位以内を獲得できるようになりました。これによってサイトは売上10倍を記録し、社内の四半期MVPも獲得しました。
キーワードグルーピングは、基本的に人力で行うことはできません。必ずキーワード選定ツールを活用して対策していきましょう。
ここで、TACT SEOを使ったキーワードのグルーピングの手法についてお話します。
まずは、TACT SEOの「検索結果の傾向分析」を開きます。
そこから、グルーピングしたいキーワードをペーストします。(最大1,000件キーワードを添付できます)その後はオレンジの「データを取得する」のボタンをクリックし、調査を行います。
この工程を通して、キーワードのグルーピングが完了しました。
SEO対策キーワード選定 ステップ4:キーワードを絞り込み、優先順位をつける
キーワードのグルーピングが終わったら、対策すべきキーワードを絞り込んで優先順位を付けましょう。
上位表示した際のインパクトが大きいキーワードから順に対策することで、効率的に成果につなげることができます。
優先順位は以下の2つのポイントを加味して決めていきましょう。
- 検索ボリュームが多いか
- 競合よりも上位表示できる可能性があるか
2つのポイントについて詳しく解説します。
①検索ボリュームが多いか
まず第一に見るべきは検索ボリュームです。
キーワード選定をしたとしても、検索ボリュームがあまりにも少なければ、記事を作成しても流入が見込めず、成果につながりづらくなります。
一定の検索ボリュームが存在するキーワードを選び、検索ボリュームの多いキーワードから優先的にコンテンツを作成することで、効率よく成果を得られます。
②競合よりも上位表示できる可能性があるか
2つ目に意識するべきは競合よりも上位表示できる可能性があるか、という点です。
SEOは、キーワードに沿ってコンテンツを作成・公開後すぐに成果が出るわけではありません。SEO対策に注力している強い競合サイトが上位を独占している上位表示難易度が高いキーワードの場合、一生懸命対策をしてもなかなか上位表示されないというケースもあります。
事前に上位表示難易度を確認せずにキーワード選定してしまうと、キーワードによっては想定していた順位・アクセス数を達成できずにコストばかりがかかってしまうリスクがあります。キーワード選定時には、必ずキーワードの難易度をチェックしておきましょう。
キーワードの難易度を判断するポイントはいくつかありますが、その中でもメインとなる2つのポイントをご紹介します。
検索ボリュームから考える
基本的に検索ボリュームの多いビッグキーワードは上位表示された時のインパクトが大きく、競合もこぞって対策するため上位表示難易度は上がります。逆に、検索ボリュームの少ないスモールキーワードは上位表示難易度は下がります。
場合によっては、検索ボリュームが大きいキーワードを対策するよりも、ビッグキーワード以外の検索ボリュームの小さいキーワードを複数対策するほうが成果につながる可能性もあります。この手法をロングテールSEOと呼びます。
ロングテールキーワードとは、下記の図のような縦軸に検索ボリュームをとり、左から順に検索ボリュームが大きい順にキーワードを並べたグラフを作成した時、グラフ右側の検索ボリュームが小さいキーワード群を指します。
図のグラフ右側の「seo とは 初心者」「seo 文字数 チェック」などがロングテールキーワードにあたります。
SEO対策において、検索ボリュームが大きいキーワードで上位表示できた場合のインパクトは大きいです。だからといってビッグキーワードの上位表示のみに固執してしまうと、SEO対策で獲得できるはずのアクセスを取りこぼしてしまう可能性があります。
検索ボリュームの大きいキーワードにだけ注目せず、検索ボリュームの小さいキーワードを取りこぼさないように対策しましょう。
ロングテールSEOについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
上位サイトがどの程度SEO対策を行っているかを確認する
検索ボリュームが少ないキーワードでも、上位表示しているのがドメインが強いサイトばかりだと、上位表示難易度は高くなります。そのため、検索ボリュームの大小と併せて、狙いたいキーワードで上位表示しているサイトのコンテンツ量と被リンク数を事前に調べておく必要があります。
では実際に調査する方法と項目を見ていきましょう。
サイト内のコンテンツ量
対策したいキーワードと関連するコンテンツがサイト内に多い方が、評価が高まります。対象サイト内に、どれくらいの関連コンテンツがインデックスされているかを確認しましょう。Googleの検索窓に「site:対象のドメイン名」を入れて検索すると、そのドメインのインデックス数が表示されます。
被リンク数
サイト全体の被リンク数を確認しましょう。被リンクとは、外部サイトから自サイトへ向けられたリンクのことを指します。SEOにおいて、被リンクの量・質は上位表示を目指すうえで重要な項目です。
▼被リンクについて詳しく知りたい方はこちら
『被リンクのSEO効果って?獲得方法や注意点を解説』
被リンクはGoogle Search Console(サーチコンソール)のリンクレポートや、ahrefs等のSEOツールで調査可能です。
上記のようなポイントを見ることで、キーワードの難易度を判断することができます。
より精度の高い優先度付けをしたい場合は、それらのキーワードで実際に検索してみて、競合がどのようなコンテンツを公開しているかも目視でチェックするのがおすすめです。
加えて、自社で作成するコンテンツタイプで上位表示が実現できるかも確認が必要となります。
例えば、上位表示を狙いたいキーワードが「カーペット」の場合、検索結果の上位表示サイトのほとんどがECサイトです。
検索意図はECを求めているため、このようなキーワードを記事で上位表示させることは難しいでしょう。
対策したいキーワードで実際に検索してみて、自社サイトのコンテンツタイプで上位表示できる可能性があるかも確認しておきましょう。
キーワードの優先順位の付け方について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
『SEOキーワードはどのテーマから作る?優先度の付け方解説』
キーワード選定をしたら、対策ページに含めよう
SEOキーワードが選定できたら、ユーザーと検索エンジンにそのキーワードについてのページだと正しく認識してもらえるように、コンテンツ内に含めていきましょう。
titleタグにキーワードを含める
HTMLでタイトルをあらわす「titleタグ(title要素)」に選定したSEOキーワードを含めましょう。
クリック率や検索順位にも影響する部分なので、下記のポイントを押さえ、簡潔でわかりやすいタイトルを付けることが重要です。
- 記事内容を表すメインキーワードを必ず含める(できれば前半に入れる)
- 文字数を30~35文字に収める
- 関係のないキーワードを入れない
最適なタイトル文字数とは?SEOに効果的なタイトルの作り方を解説
SEOに効果的なtitle(タイトル)タグの記述方法とは?
ディスクリプションにキーワードを含める
ディスクリプションとは、ページの要約を記したHTML形式のテキストで、メタタグの一つです。検索結果に表示される重要な要素なので、キーワードを含めつつ、コンテンツの内容を簡潔にまとめましょう。
タイトルタグ同様、meta descriptionタグの前方に設定するとさらに効果を高めることができます。
SEOを意識しすぎるあまり、対策キーワードを含めすぎると、逆に順位が下がってしまう可能性があるので注意してください。
meta descriptionとは?SEO効果や書き方、文字数を解説!
見出し(h1、h2…)にキーワードを含める
ページ内の見出しにあたるhタグに、キーワードを含めましょう。
hタグは、検索エンジンに対して、どのような内容のページなのかを伝える役割を担っています。hタグにキーワードを含めることで、キーワードとの関連性を検索エンジンに伝えることができるため、SEO評価の向上につながります。
hタグとは?役割や記述方法を知って見出しタグを使いこなそう
h1タグとは?SEO効果と5つの使い方を解説
本文にキーワードを含める
本文にもキーワードを盛り込みましょう。タイトルやディスクリプションと同様、できるだけ最初の方に含めると効果的です。
その際、キーワードの使用回数には注意が必要です。
不自然にキーワードを乱用してしまうと、ユーザーの利便性を損ねたとしてペナルティの対象となり、逆に評価が下がってしまうリスクがあります。
自然な文脈や読みやすさを失わない程度に、キーワードを含めるようにしましょう。
▼具体的なライティングのコツが知りたい方はこちら
SEO対策のキーワード選定で便利なツール
SEOツールを使いこなせば、簡単に実情に基づいたキーワード選定ができます。
SEOキーワード選定で役立つおすすめのツールは、以下の5つです。
- TACT SEO
- Google AdWords キーワードプランナー
- ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版))
- KeywordTool
- 番外編:Googleトレンド
キーワード選定のステップに合わせて使い分けましょう。
TACT SEO
TACT SEOは、SEO対策に必要な機能が1つにまとまった便利なツールです。
キーワード選定に使える主な機能は、以下のとおりです。
- 流入キーワード調査:指定したWebサイトが流入を獲得しているキーワードや、想定月間検索回数・順位・対象キーワードで上位表示しているURLを取得できる機能
- 関連キーワード調査:特定のキーワードに対する関連語と一緒に検索ボリュームと想定のGoogle広告のクリック単価を取得できる機能
- キーワードグループ別分析:検索意図が類似するキーワードをグルーピングする機能
流入キーワード調査と関連キーワード調査は、回数制限付きですが無料で利用できます。
ほかにも、日々の順位測定、サイト内のSEO課題の発見など役立つ機能が満載で、広告代理店やWeb制作会社でも活躍するSEOツールです。
Google AdWords キーワードプランナー【無料】
Google AdWords キーワードプランナーは、Googleの広告管理画面から利用できる無料ツールです。
キーワードを調査すると月間検索ボリュームや競合性などが表示されます。
Googleの公式ツールのためデータは正確で、信頼性が高いです。
Google広告を運用していないと詳細な検索ボリュームを表示できませんが、傾向を知ることができるため活用したいツールの1つといえます。
ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版)【無料】
ラッコキーワードは、サジェストキーワードを取得してくれるツールです。
以前までgoodkeywordや関連キーワード取得ツール(仮名・β版)という名前で公開されており、現在はラッコキーワードに統一されています。
Googleはもちろん、Yahoo!やBingなどのサジェストキーワードを調査することが可能です。
無料で誰でもできるように公開されていますが、1日5回までの検索に制限されています。
メールアドレスを登録するだけで無制限に使えるようになるため、Webサイト運営者は登録することをおすすめします。
サジェストとは?Googleの選定基準や無料取得ツールを7つ解説
KeywordTool
KeywordToolは、GoogleだけでなくYouTubeやBing、AppStoreのサジェストワードを調査できる無料ツールです。
海外製のツールのため、日本だけでなく各言語に対応して調査できます。
ほかの無料ツールと比べると抽出量がトップクラスのため、新しいキーワードを発掘するのに役立つでしょう。
無料でも十分使えますが、有料だと平均検索ボリュームやGoogle広告でのクリック単価、競合性まで確認できます。
番外編:Googleトレンド【無料】
キーワード選定とは少しずれますが、選定したキーワードで上位表示を狙うことで、流入増加が見込めるのか?を判断するのに便利なのがGoogleトレンドです。
調べたいキーワードの検索回数や、検索回数が急上昇したトレンドワードを調査することができる無料ツールとなっています。
例えば「リモートワーク」というキーワードを検索すると、新型コロナウイルスが流行しだし、企業がリモートワークに移行しようとしたタイミングで検索回数が大きく増加しています。
このように、情勢などの外部要因によって検索トレンドや検索キーワードに変化が起こるケースもあるので、キーワード選定の参考にしましょう。
より詳しいSEOツールについては
を確認しましょう。
また外注を検討している方に関しては、「【担当者必見】SEO対策は外注するべき?判断の方法や費用相場、外注先の選び方を徹底解説!」「SEO対策の費用の相場は?見積もり項目から会社の選び方まで解説!(相場早見表付き)」の記事を確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
本記事では、SEO対策のために必要なキーワード選定について解説しました。
SEO対策で成果を上げたいのであれば、キーワード選定の手順を丁寧に踏んで、適切なキーワードを選びましょう。
もちろん、Webサイト運営から一定期間が経っていても、新しいキーワードを発掘したり競合サイトを調査したりする努力をしつづけなければなりません。
キーワード選定の方法を改めて見直し、ユーザーの求めるコンテンツ作りを心がけましょう。
SEOに関して、何から着手すべきかわからない、なかなか成果がでないなどのお悩みがございましたら SEO無料相談も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。