コンテンツマーケティング事例
オウンドメディア運営のコツ教えます。「こぶたの鉛筆」の成功事例 Vo1(コンテンツ企画編)
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弊社ウィルゲートは「サグーワークス」という記事作成に特化したクラウドソーシングサービスを運営しております。企業様が、記事作成のお仕事を弊社に委託、そして弊社が頂いたそのお仕事を「サグーワークス」上に掲載しライターさんや専門家の方に記事を作成してもらうという仕組みです。

現在、クラウドソーシングサービスの市況感は、法人側のコンテンツマーケティングニーズが盛況なため記事制作ニーズが高い状況にあります。記事の書き手であるライターが不足しており需要に供給が追い付いていないマーケットのため、「サグーワークス」でも記事の生産量が重要な事業課題でした。

そこで新規ライターの獲得(生産量の向上)とライターの教育・育成(品質の向上)を目的に2016年1月よりオウンドメディア「こぶたの鉛筆」の運営を始めました。
今回は、この「こぶたの鉛筆」のオウンドメディア運営ノウハウをサイトデータとともに公開させていただきます。

Vol.1では、1年でセッション21倍の実績を生んだコンテンツ制作ノウハウについて
Vol.2では、CV数を523%増やしつつCPA24%の削減に成功した導線設計について、ご紹介したいと思います。

運営開始から1年間のメディア成長の実績

サグーワークスは、運営開始の2016年1月から2017年1月の1年間で検索エンジン(自然検索)経由のセッション数で約21倍、月間ライター登録数は約5倍となりました。

オーガニック流入数が多いキーワードトップ20
以下のようなキーワードで上位表示に成功しています。

月間検索回数1万回を超えるようなキーワードや、「在宅ライター」のような直接CVにつながりそうなキーワードまで、さまざまなキーワードでの上位表示に成功しています。

オウンドメディア成功の秘訣

オウンドメディアで成功するには、「リサーチキーワード」の活用が重要です。
「〇〇の登録方法」「〇〇購入」といった、即CVにつながるCVRが高いキーワードをアクションキーワードと言いますが、難点は対象キーワード数が少ないことです。その為、アクションキーワードのみのSEO対策は集客難易度が高くなります。

そこで、対策キーワード数を担保するためすぐにはCVにつながらないようなリサーチキーワードの組み込みが必要となります。リサーチキーワードは、検索ボリュームが多く、かつSEO難易度が低い傾向があるため、大量のトラフィックを獲得することができます。また、オーガニックセッションからのCVRは相対的に低くなりますが、内部リンク施策を行うことでサイト全体のSEO力を高めることが可能となります。

記事作成のノウハウ

オウンドメディアで成功するには、記事作成のノウハウも必要です。以下、私たちが実践している内容をご紹介します。

1、「想定ユーザー×目的」を考慮した記事構成を設計

記事を作成するうえで重要なのは、まず「想定ユーザー×記事の目的」を定義することです。ここが定まらないと「誰に対して何のための記事」を書いているのか運営途中で方針がブレてしまい、記事本数に比例した成果を上げることができなくなってしまいます。

「こぶたの鉛筆」は、運営目的であるライターの「獲得」「教育」の2軸に対応した7テーマの記事で構成されています。記事の掲載本数は月20本前後で、1000文字~1500文字前後の記事を1年間で約300本公開しています。

ユーザーニーズが高く、SEO難易度が低い「文章の書き方」の記事本数比率を高めることで、PVを獲得しています。

2、記事の企画方法

記事テーマの構成が決まったら、テーマごとの記事企画を行っていきます。
記事の企画方法は自社外だけではなく、自社内の日常業務などにもテーマのヒントがあります。また、いろいろなテーマの記事を掲載してみて、PV数の状況を見ながら、獲得できるテーマをより厚くしていくことも重要です。

1)既存メディアなどからピックアップ

すでに公開されているライター向けのWebページや書籍からヒントを得ることでテーマに落とし込みます。

2)自社内にある情報からピックアップ

日頃、サービスを運営していく中で得られる情報や要望からテーマを企画していきます。お客様から発注のあったテーマや登録ライターに対するサポート業務(確定申告など)からライターさんが求めている記事のテーマをピックアップしています。また、既存記事から関連するテーマへ展開することも必要です。「こぶたの鉛筆」の記事事例で言えば、「相手に伝わる文章を書くコツ」のテーマから「内容の濃い記事を書くコツ」の関連テーマ記事へと展開しています。

まとめ

今回は、「こぶたの鉛筆」が運営開始から1年間で21倍のセッション数を伸ばした実績とリサーチキーワードの活用方法、記事企画と発注までの流れをご紹介させていただきました。
もし、記事企画や依頼でお困りでしたら、記事企画のコンサルティングから記事作成のノウハウまで、他社事例を交えてご紹介できますのでお気軽にご相談下さい。
次回は、「こぶたの鉛筆」が1年間でCV 523%増やし、CPAを24%削減したサイト内導線設計のコツをご紹介します。

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プロモニスタ編集部
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