SEO
SEOの効果測定の重要指標と手順、 ポイントを解説
1156

SEO対策を実施する際に大切なのが、「施策の効果測定をし、発見した課題を解決するための改善施策を実施すること」です。SEO対策は公開して即日成果が出るような手法ではないため、中長期のスパンで施策を進める必要があります。そのため、効果的なSEO対策を進めるためには、施策プロセスの適切なタイミングで、SEO施策成果の効果測定をすることが重要なのです。

本記事では、SEO対策の効果測定の指標や実施時期、実施手順について解説します。「SEO対策を効果的に実施したいけれど、適切な効果測定の方法がわからない…」「SEO対策で計測すべき指標がわからない…」という方はぜひ参考にしてください。

どのサービスで悩みを解決しますか?

1『SEOコンサルティング』:サイト全体の戦略設計からプロが伴走
2『SEO内製化支援プラン』:正しいSEOの知識で内製化を実現
3『Webコンサルティング』:サイト改善によるCV創出で成果最大化

>>サービス一覧を見る!

SEO対策の効果測定とは

SEOの効果測定とは、「SEO対策を行った前後の変化を数値で計測する」ことです。

SEO対策はサイトの集客改善のために実施するので、効果測定では主にサイトの集客指標の変化を計測します。

SEOの効果測定の重要指標

SEOの効果測定の重要指標は主に下記3つです。

①検索順位

②自然検索経由セッション数

③自然検索経由CV数


それぞれの指標の詳細と、それらをどう見ていくかは、「効果測定の手順」のパートで詳しく解説します。

上記に加えて、下記3つの指標を追う場合もあります。

・離脱率
・直帰率
・滞在時間

上記3つの指標は、検索順位を決定する直接的な要因ではないものの、

ページ表示速度が遅い
ユーザーの検索意図とコンテンツの内容が一致していない
・モバイルフレンドリーに対応していない

といった、SEO観点での改善点がある場合、離脱率・直帰率・滞在時間も下がる場合があります。「ページの内容がユーザーにとって満足度の高いものになっているか」「ページのUI・UXを損なう要因がないか」といった、コンテンツの質の良し悪しを判断するための材料になりうるので、併せて計測することをおすすめします。

モバイルファーストインデックス(MFI)がSEOに及ぼす影響とは?

アクセス解析の指標の定義について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください!

アクセス解析とは?基本から分析方法まで徹底解説!

SEOの効果測定の実施時期

実施した施策の内容によって、SEO効果が現れ始めるまでの時間に違いがあります。

サイト全体に関わる施策を行った場合

サイトリニューアルなどサイト全体に関わる施策を実施した場合、3~6ヵ月程度の時間を要します。

新規ページを追加した場合

新規にSEO対策を目的としたページが追加された場合、早ければ1ヶ月程度で効果が出始めるものもあります。多くの場合は3~6ヵ月程度時間を要するため、数ヶ月スパンでの効果測定をおすすめします。

既存ページを修正した場合

titleタグの修正などの小規模な変更であれば、1週間程度で順位が変わる場合があります。

リライトでページの大部分が変更された場合などは、新規ページと同様数ヶ月時間を要する傾向があります。

その他の実施タイミングとして、アルゴリズムアップデートが起こった際には必ず順位変動をチェックしましょう。

Googleのアルゴリズムには日々何かしらの変更が加えられています。特に、コアアルゴリズムアップデートと呼ばれる大規模なアップデートが起こった際は、検索順位が大幅に変動する可能性があります。今まで上位表示されていたキーワード群が軒並み順位を落とし、サイトの集客に多大な影響を及ぼすこともあるため、迅速に順位変動の状況を把握することが重要です。

Googleのアルゴリズム変動は、SEOブログやTwitterなどのSNSでリアルタイムにレポーティングされることが多いので、日頃から情報収集しましょう。

SEOの効果測定の手順

①ツールの導入

検索順位や流入数の計測にはツールの導入が必要不可欠です。

ここでは、SEOの効果測定を実施するにあたって、登録しておくべきツールを3つ紹介します。

Google Analytics

Google Analyticsは、Googleがフリーで提供しているアクセス解析ツールです。無料であるにも関わらず、トップクラスの機能性を誇り、日本の上場企業の75%が導入しているとも言われます。

これを活用することで、記事ごと・ユーザー層別・時期別など、セグメントに分けたアクセス状況を細かく分析することが可能になります。

Google Analyticsの初期設定から使い方まで解説
Googleアナリティクス4(GA4)とは?メリットと設定方法を画像付きで徹底解説

Google Search Console

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)とは、クローラー(=検索エンジンのロボット)がどのようにサイトを認識しているかを確認・管理できる、無料ツールです。検索キーワードのクリック数や表示回数といった検索パフォーマンス、インデックス状況やクロール状況、外部 / 内部リンクの状況など、SEO対策において重要な要素やエラー状況を画面上で直接確認することができます。

サイト流入後の情報データの解析はもちろん、アクセス数に関わるサイトのマイナス要因の特定に役立つため、SEO対策には必須のツールです。

TACT SEO

「TACT SEO」は、キーワード調査や日々の順位計測、サイト内のSEO課題の発見などSEO対策を行うために必要な機能が一つになったツールです。

サイトの集客に関する指標は、ほぼすべてGoogle公式ツールのGoogle Analyticsで計測可能

検索順位も同様に、Google公式ツールのGoogle Search Consoleで計測可能ですが、管理・計測のしやすさの観点から、TACT SEOで計測するのがおすすめです。

▼無料登録はこちらから!

②計測環境の整備

ツールを導入したら、計測したい情報が見れるような計測環境を整えましょう。

検索エンジンでキーワードの上位表示を狙ってコンテンツを作成した場合、早いキーワードだと数週間で上位表示される場合があります。そのため、コンテンツの公開と同時に計測環境を整備しておくのが理想的です。

Google Analyticsには、高度な分析にも対応できるように多くの機能・指標があるので、計測したい情報に絞って計測することが重要です。

Google Analyticsでは、独自にレポートを組むことができるので、活用してみましょう。

Google Analyticsの左側のメニューバーの「カスタム」→「カスタムレポート」から作成可能です。

また、SEO対策を実施した成果は、自然検索トラフィックがどれくらい増えたかで判断できるため、流入元を絞って数値を見ましょう。

「TACT SEO」では、キーワードをカテゴリ別に登録可能です。カテゴリを分けて登録しておくことで、見たいカテゴリに絞ってキーワードの順位を見たり、カテゴリ別の順位分布を見たりできるため、より効率的に管理・計測が実施できます。

例:

記事ジャンルでカテゴライズする場合→「アクセス解析」「SEO用語」「マーケティング」

作成時期でカテゴライズする場合→「SEO記事_2021年10月作成」

③指標の数値確認

先ほど紹介した、SEOの効果測定の重要指標が、施策前後でどう変化したかを確認します。このパートでは、それぞれの指標の詳細と、それらをどう見ていくか、ツールの説明も交えつつ解説します。

検索順位

ユーザーの検索結果に表示される順位です。

「TACT SEO」に対策キーワードを登録すると、任意の期間・カテゴリごとにキーワードの検索順位を取得することができます。

また、検索順位サマリでは順位分布の推移・順位分布ごとの順位データを取得できるため、施策開始前後のサイト全体の変化を一元把握することができます。

自然検索経由セッション数

ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の流れのことで、訪問数と呼ばれることもあります。アクセスしてからWebサイトを離れるまでが「1セッション」となります。

自然検索経由で、どのくらいのユーザーがサイトに流入したのかを計る指標です。一般的に、対策キーワードの検索順位が上がると、相関してセッションも増える傾向があります。

セッション数とは?計測のルールや確認方法について解説

自然検索経由CV(コンバージョン)数

PVメインのメディアや個人ブログなどを除いたほとんどのWebサイトには、SEO対策を実施することで達成したい目的のコンバージョン(会員登録や申し込み、購入など)があります。

自然検索経由で目的のコンバージョンが何件獲得できているか、必ず計測しましょう。

Google Analyticsの「目標」で、任意のコンバージョン地点を設定し、どのページからどのコンバージョンが発生したのか詳細に確認することができます。コンバージョンの発生状況を詳細に把握することで、コンバージョンが発生しているページを強化したり、流入は多いがコンバージョンに至っていないページをリライトしたりといった改善施策を効率的に実施することができます。

SEOの効果測定のポイント

SEO施策は、コンバージョンを獲得するための手段なので、施策の前後で順位やセッション数が「上がった/下がった」という集客状況の変化を見るだけではなく、「SEO対策を実施する目的を達成できたのか/目的を達成するにはどのくらい集客しなければならないのか」を考えながら効果測定する必要があります。

効果測定をする前に、最終的に達成したいゴール(目標数値)を明確に設定しておくことがポイントです。

目標数値を設定するためには、自社と似たテーマを扱う競合サイトの集客状況を把握しておくことが重要です。TACT SEOでは登録キーワードのカテゴリごとに、競合サイトの推計トラフィックと比較することができるので、自社と競合の差がどれくらいあるのかを知った上で、目指す目標を設定してみましょう。

まとめ

本記事では、SEO対策の効果測定の重要指標や実施時期、実施手順について解説しました。

SEO対策の成果を得るためには、施策実施の効果測定をもとに仮説を立て、改善のPDCAを回すことが大切です。

効果測定の結果をもとに改善を繰り返すうちに、GoogleからのSEO評価が高いページが増え、サイトへの流入も増えることが期待できます。

SEO対策と効果測定は必ずセットで実施し、より効率的にサイトの集客を改善しましょう。

「TACT SEO」は、キーワード調査や日々の順位計測、サイト内のSEO課題の発見などSEO対策を行うために必要な機能が一つになったツールです。 自社サイトが上位表示できていない要因を網羅的に分析することが可能です。 入力時間は30秒!無料版をぜひお試しください。

SEOに関して、何から着手すべきかわからない、なかなか成果がでないなどのお悩みがございましたら SEO無料相談も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。

\SEOのお悩みはウィルゲートにご相談ください/

• ⾃分なりに改善したがSEO成果があがらない
• 方針を考えたいがどう分析していいのかわからない
• 費用を抑えて内製でコンテンツマーケティングを推進したい
• 自社の体制にあった形で記事作成を外部に依頼したい

ウィルゲートは社内の時間を抑えてアウトソースしたい会社から、できる限り費用を抑えて社内でコンテンツSEOを推進したい会社までSEOを中心としたコンテンツマーケティングをご支援しています。

無料でのご相談も承りますので、お気軽にお問合せください。

SEO内製化支援プラン サービス資料プレゼント!
プロモニスタ編集部
プロモニスタ編集部
プロモニスタでは、コンテンツマーケティングとコンテンツSEO、SEO対策を中心にwebマーケティング関連の最新情報やノウハウ、当社の事例を発信しています。
  • Facebook
  • Twitter
ページトップ