サイトリンクは、タイトル下に表示されるサブページのリンクのことです。
ユーザーにとって適切な形で表示させれば、流入数増加やユーザビリティ向上の効果が期待でき、SEO対策にもなります。
しかしながら、サイトリンクで表示されるリンクはGoogleのアルゴリズムによって決まっており、こちらでコントロールすることはできません。
本記事では、サイトリンクが表示される仕組みやメリット、希望URLが表示されやすくなる2つのコツを解説します。
「サイトリンクはどうやって表示させればいい?」
「サイトリンクのSEO効果を知りたい」
このような要望・疑問をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。
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目次
Googleにおけるサイトリンクとは?
サイトリンクとは、検索画面で企業名やサービス名など、固有名詞で検索した際に公式サイトのタイトルの下に表示されるサブページのリンクのことです。
検索結果画面から、ユーザーが特に知りたい有益なコンテンツページに直接遷移することができます。
実際に弊社の企業名である「ウィルゲート」と検索してみると、次の画像のように表示されました。
ウィルゲートで検索した場合のサイトリンクは、「会社概要」「採用情報TOP」「代表挨拶」「事業方針」「新卒採用」「ご提供サービス」の6つです。
このようにサイトリンクが表示させることができれば、ユーザーが検索する上での利便性をより向上させることができます。
また、検索結果で目立つ形で表示されるので、流入数増加も期待できるでしょう。
ではサイトリンクはどのような仕組みで表示されているのでしょうか。次の章で詳しく解説します。
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サイトリンクが表示される仕組み
サイトリンクが表示される仕組みは2つのパターンがあります。
- 固有名詞で検索した場合のみ表示される
- Googleがユーザーに有益だと判断した場合に表示される
それぞれ解説します。
固有名詞で検索した場合のみ表示される
サイトリンクは固有名詞で検索した際の検索結果のみで表示されます。
固有名詞で検索することを専門用語だと、「指名検索」(企業名や店舗名、商品・サービス名といった固有名詞)と呼びます。
例えば、弊社のサービスである「TACT SEO」は固有名詞なので、サイトリンクが表示されます。次の画像をご覧ください。
しかしTACTを除いた「SEO」だけのワードの場合は、固有名詞ではなく一般的なキーワードになるので、サイトリンクが表示されることはありません。
わかりやすくまとめると次のとおりです。
- サイトリンクが表示される例:固有名詞「TACT SEO」で検索した場合
- サイトリンクが表示されない例:一般的なキーワードである「SEO」で検索した場合
少々ややこしく感じるかもしれませんが、「サイトリンクは基本的に固有名詞で検索したときに表示される」と覚えておきましょう。
Googleがユーザーに有益だと判断した場合に表示される
サイトリンクは、Googleがユーザーに有益だと判断した場合に表示されます。
実際にGoogleの公式サイトでは、サイトリンクについて下記のように言及しています。
サイトリンクは、ユーザーの役に立つと Google が判断した場合のみ、検索結果に表示されます。
サイトの構造が原因で Google のアルゴリズムが適切なサイトリンクを見つけることができない場合や、サイトリンクとユーザーのクエリとに関連性がないと思われる場合、サイトリンクは表示されません。
もちろん、有益かどうかの判断はGoogleのアルゴリズムによって決まるので、こちらで調整することはできません。
しかしながら、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを作成したり、サイト構造の最適化を図ったりすることでサイトリンクを表示させる可能性を上げることはできます。
引用:サイトリンク
サイトリンクが表示されることによるメリット
サイトリンクが表示されることによるメリットは2つあります。
- ユーザビリティが高まる
- 検索画面上で目立つので、流入数増加が期待できる
それぞれ具体的に解説します。
ユーザビリティが高まる
サイトリンクは、ユーザーが行きたいページに到達するためのショートカットの役割があります。
トップページから回遊せずとも目的のページに到達できるので、検索行動の時間短縮につながります。
結果として、ユーザビリティの向上が期待できるでしょう。
検索画面上で目立つので、流入数増加が期待できる
サイトリンクが表示されれば、当然のことながら検索画面上で目立ちます。他ページへの流入を防ぎ、自サイトへの流入数増加につなげることができるでしょう。
流入数が増えれば、SEO対策でも良い影響を及ぼします。
希望のURLがサイトリンクに表示されやすくなるコツ
サイトリンクで任意のページを表示させる方法はありません。
リスティング広告では、「サイトリンク広告表示オプション」で自サイト内の重要なページを自由に選択して設定できます。そのため、キャンペーンやセールを開催する日時に合わせてサイトリンクを変更することができます。
一方で、Googleの検索エンジンから自然検索されて表示されるサイトリンクの場合は、Googleのアルゴリズムによって決まるので自由に設定することができません。
しかし、希望のURLがサイトリンクに表示されやすくなるコツを押さえて対策すれば、表示される可能性を上げることができます。
この章では、希望のURLがサイトリンクに表示されやすくなる2つのコツを解説します。
サイト構造・内部リンク構造を整える
希望のURLをサイトリンクに表示させるには、ユーザーがページ間を移動しやすいようなサイト構造・内部リンク構造に整えるのが効果的です。
サイトリンクに表示させたい重要なページに関連ページからリンクが貼られていることによって、Google側もサイト構造を理解しやすく重要ページを発見しやすくなります。
逆にサイトの構造が分かりにくくては、Google側がどのページをサイトリンクで表示させるべき重要ページなのか判断できません。
サイトリンクに表示させるためには、サイト構造・内部リンクの最適化から始めましょう。
ナビゲーション内にリンクを設置する
サイトリンクで表示されるのは、グローバルメニューやグローバルナビゲーション、フッターナビゲーションに含まれるリンクである場合が多いです。
そのため、サイトリンクに希望のURLを表示させたい場合は、グローバルメニューやナビゲーション内に重要なページのテキストリンクを設置するようにしましょう。
サイトリンクに表示させる可能性を少しでも上げることができます。
下記の画像は弊社ウィルゲートのサイトリンクの例です。
画像の通り、フッターナビゲーションで設定しているリンクのほとんどが、サイトリンクで表示されています。
これはナビゲーション内に設置されているページリンクが、主要ページとGoogleから判断されているからです。
サイトリンクの削除方法
以前はGoogle Search Consoleからサイトリンクを削除できました。
しかし、今はGoogle Search Consoleの削除機能が使うことができません。
サイトリンクを削除するには下記の2つの方法で行う必要があります。
- ページ自体の削除
- noindexタグをページ内に設置する
それぞれの削除方法を詳しく解説します。
ページ自体削除
ページを削除すれば、サイトリンクに表示されることはなくなります。
とはいえ、サイトもしくはユーザーにとって必要なページであるならば削除するわけにはいきません。
削除できない場合は、次の方法を試してみるのが良いでしょう。
noindexタグをページ内に設置する
noindexタグをページ内に設置すれば、Googleはページをインデックスできなくなり、サイトリンクに表示されることはありません。
ページを削除したくない場合は、ページ内にnoindexタグを設置して対処するのがおすすめの方法です。
noindexタグとは?SEO効果や設定方法、注意点について解説
まとめ
本記事では、サイトリンクが表示される仕組みやメリット、表示されやすくなるコツについて解説しました。
サイトリンクは、公式サイトのタイトル下に表示されるサブページのリンクのことです。流入数増加やユーザービリティ向上などの効果が期待できます。
サイトリンクで表示されるページのリンクは、Googleのアルゴリズムによって決まるので、こちらでコントロールすることはできません。
しかし、サイト構造・内部リンク構造を整えたり、ナビゲーション内に重要ページのリンクを設置したりすることで、サイトリンクに希望URLが表示される確率を少しでも上げることができます。
サイトリンクが表示されるための対策をすることで、結果的ににSEO対策にも良い影響を及ぼします。是非この機会に、自社サイトがサイトリンクが表示されやすい構造になっているか確認してみましょう。
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