アナリティクスも見れる。
各指標の意味もわかる。
でもアクセス解析ツールを使いこなせている感覚がないのは、
「ぶっちゃけこの数値って良いの?悪いの?」というところがわからないからではないでしょうか?
GoogleAnalyticsであってもYahoo!アクセス解析であっても、
導入するだけでは改善すべき数値を見つけることは出来ません。
そこで重要なのは「目標設定」です。
・何%を目指せばいいのか?
・何%以下が改善が必要なのか?
「だけど、どこに目標を設定していいのかすらよくわからない・・・」
そんな方のために、
アナリティクスでよく見る代表的な指標の一般的な目標値をご紹介します!
はじめに
これからご紹介する指標はサイト改善を行うにあたり、重要な指標ばかりです。
今まで注目したことがなかった数字であっても、確認してみることをおすすめします。
まずは基礎的な数値の分析に慣れることで、
自分のサイトのKPIとすべき数値にも気付けるようになるものです。
本記事、及び資料をもとに目標設定を行い、
アナリティクス分析をサイト改善に役立てられるようになっていただければ幸いです。
※目標値の見方
各指標の目標値の目安と、
目標を設定する際に自分のサイトに最適化するために考えるべき変数を記載しています。
ご自身のサイトに合わせて目標設定を行ってください。
各指標の目安と考慮すべき変数
▽直帰率
◇直帰率とは・・・
最初に訪れたページのみを見てサイトから出て行ってしまうことを直帰と呼び、
総訪問数の中の直帰したユーザーの割合を、直帰率といいます。
◇直帰率の目安⇒50%
サイトを訪れたユーザーが起こす行動は2つであり、
「直帰する」か「他ページを見るか」です。
流入したユーザーの半分以上に他のページを見てもらえるように頑張りましょう。
◇直帰率の目安を考える際に考慮すべきポイント
■サイトで扱っている商材はBtoCなのかBtoBなのか
■メインの流入キーワードはブランドキーワードなのか一般ワードなのか
■通常のサイトなのかランディングページ※なのか
※このランディングページとは、PPCや広告出稿を行った際のリンク先として指定する自サ
イト内のページのことを指します。縦一直線の導線設計となっており、別ページや別サイ
トへの誘導のために作られます。
50%を基準として、下記の表を参考に次サイトの目標を設定してください。
▽平均ページビュー
◇平均ページビューとは
ユーザーがサイト内に流入してから閲覧するページ数の平均値のことを
平均ページビューと言います。
サイト全体で閲覧されたページ数を
サイト全体の訪問数で割ることで算出できます。
◇平均ページビューの目安⇒6~8
平均ページビューの目安は以下の式で算出できます。
【TOPページから商品詳細ページまでのクリック数】×2~3
2と3、どちらをかけるかは下の表をもとにご判断ください。
◇平均ページビューの目安を考える際に考慮すべきポイント
■サイトで最も売れている商品の商品ページまでのクリック数はいくつか
■商品単価は高いか安いか
■商品の種類は多いか少ないか
ユーザーがサイトに滞在した時間の総計を全訪問者数で割った数値を、平均滞在時間といいます
◇平均滞在時間の目安⇒5分
平均滞在時間は基本的に長ければ長いほど良いと言われています。
常識的に考えて、どこのサイトで商品を買うとしても
5分以下の滞在時間で買うことはほとんどないと言われています。
サイトで扱う商材によって数値は左右されますが、
まずは5分の目安を超えることを目指しましょう。
◇平均滞在時間の目安を考える際に考慮すべきポイント
■商材の理解にかかる時間
貴社のサイトで扱っている商材を知らない人にサイトを見てもらい、
商材の理解にかかる時間を調査してみましょう!
▽新規訪問率
◇新規訪問率とは
貴社のサイトに初めて訪れたユーザーを新規ユーザーと呼び、
総訪問数の中の新規ユーザーの割合が新規訪問率になります。
◇新規訪問率の目安⇒70%
新規訪問率の目安は新規:リピーター=7:3程度と考えましょう。
WEBにかぎらず、新規顧客が全体の7割程度であれば、
そのなかからリピーターを作りつつ、売上を拡大していけるでしょう。
◇新規訪問率の目安を考える際に考慮すべきポイント
■メインの流入キーワードはブランドワードなのか一般ワードなのか
サイトの目指す方向性を考え、目標値を設定しましょう。
▽コンバージョン率
◇コンバージョン率とは
コンバージョン率(CV率)とは、
訪問者数のうちサイトのゴールに達したユーザーの割合のことを指します。
例えば、100人の訪問者がありそのうち10人との取引が成立した場合、
コンバージョン率は10%となります。
◇コンバージョン率の目安⇒1%
ECサイトなど場合、コンバージョン率は0.5%~0.6%ぐらいのサイトが多い統計です。
もし、自社のサイトのコンバージョン率が1%以下なのであれば、
まず1%を超えることを目指しましょう。
◇コンバージョン率の目安を考える際に考慮すべきポイント
コンバージョン率のみ、他の指標とは考え方が違います。
満足して良い数値の目安はなく、
どのようなサイトであっても常に上の数値を追い求めることが必要となります。
しっかりとEFOや導線最適化を進め、コンバージョン率の向上に努めましょう。
最後に
ここまでアクセス解析における重要な指標の目安の目標値を簡単にご紹介しました。
ご紹介した各指標は、多くのサイトにとって重要なものです。
しかしながら自分で運営するサイト以外のデータを見る機会がほとんどないということもあり、どの程度の数値であればいいのか、基準がわからないものです。
平均的な目標値を知ることで、自社のサイトに足りない部分や目指すべき数値が見えてくるかと思います。
ぜひご自身の運営するサイトの数値を確認し、
問題となる可能性のある指標を見つけて頂ければと思います。
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