自分のスキルを体系化したいときや、新しいことを学びたいときなどに役に立つ「資格」。でもとにかく色々な種類があり、何から取ろうか迷ってしまいます。
せっかく取るなら、知名度があったり、ちゃんとスキルが証明できるものがいいし……
なんて迷っていると、試験の申込期限を逃して結局断念したことがある人もいるのでは。
判断に困ったときに参考にしたいのが、まわりの意見ですよね。
ということで今回は、対象をWebマーケティング系の資格に限定し、「現在持っている資格」と「これから取りたい資格」を聞いてみました。
調査対象者はWeb関連の仕事をしている人に限定しています。
多くの方が「取りたい!」思っているのは、どの資格だったのでしょうか?
目次
調査対象のWebマーケティング系資格16個
・ITパスポート
情報処理推進機構主催。ITを扱う社会人・学生が持っておくべき基礎的な知識が問われる試験。
【ITパスポート試験】iパスとは
・マーケティング・ビジネス実務検定
国際実務マーケティング協会®主催。特定の業種・業界にとらわれない幅広い共通のマーケティング知識が問われる試験。
マーケティング・ビジネス実務検定®とは?|マーケティング・ビジネス実務検定®
・ネットマーケティング検定
株式会社サーティファイ主催。ビジネスの企画・立案に活かせるネットマーケティング知識を体系的に学ぶ資格。
ネットマーケティングとは│ネットマーケティング検定
・ウェブ解析士
一般社団法人 ウェブ解析士協会主催。Webマーケティングに必要なKPI設定、目標達成のための計画立案等の実践的、専門的な知識を育成するための認定資格。
12,000名超が受講した実践資格『ウェブ解析士』とは? |一般社団法人ウェブ解析士協会
・IMA検定[Internet Marketing Analyst]
クラウドマネージメント協会主催。インターネットマーケティングの実務レベルを認定。
IMA検定とは | IMA検定
・GAIQ[Google Analytics Individual Qualification]
Googleの認定資格。Googleアナリティクスへの理解が一定水準以上であることを証明できる。
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)について – Google Partners ヘルプ
・Webアナリスト検定
一般社団法人 日本Webソリューションデザイン協会主催。アクセス解析をはじめとするデータの分析・活用方法を学ぶ資格。
Web Analytics|JWA Webアナリスト検定
・Google Adwords 認定資格
Googleの認定資格。Googleアドワーズに関する知識、実務能力が優れていることを証明できる資格。
AdWords 認定資格について – Google Partners ヘルプ
・Yahoo!プロモーション広告 プロフェッショナル
Yahoo!の認定資格。Yahoo!のスポンサードサーチ、ディスプレイアドネットワークなどについての知識や実務能力を認定。
Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験 – Yahoo!マーケティングソリューション
・ネットショップ検定
一般財団法人ネットショップ能力認定機構主催。eコマースにおける実務能力を証明するための検定試験。
ネットショップ検定(レベル1・2) | 一般財団法人ネットショップ能力認定機構
・Webクリエイター能力認定試験
株式会社サーティファイ主催。HTMLやCSSなど、Webサイト制作におけるデザインおよびコーディング能力を認定。
HTML5に対応した制作現場のワークフローが体感できる!:Webクリエイター能力認定試験
・統計検定
一般社団法人 日本統計学会の認定資格。データ・統計に関する知識や活用力を評価する。
統計検定:統計検定とは
・データ解析士
財団法人実務教育研究所主催。多変量解析等のデータ解析技術を学ぶんだ上で試験に合格することで取得できる資格。
多変量解析実務講座の資格認定・表彰制度|通信教育の財団法人実務教育研究所
・Webディレクション検定
一般社団法人 日本Webソリューションデザイン協会主催。実務に役立つディレクションスキルを学べる資格。
JWA Webディレクション検定
・Webライター技能士検定
一般社団法人日本WEBライティング協会®主催。Webライティングの技術を網羅的に学ぶ資格。
Webライター検定|一般社団法人日本WEBライティング協会
持ってる資格、そして取りたい資格は?アンケートしてみた結果
取りたいWebマーケティング系資格No.1は……
今回もっとも人気だったのは「ウェブ解析士」。
アクセス解析だけではなく、Webマーケティングに必要な知識を網羅的にカバーしている資格なので、取得しておくことで一定レベル以上の知識があることを示せるのでしょう。
全体的にアクセス解析やデータ分析系の資格に人気が集まっている様子が伺えます。
また、実際に取得している人が少なく、取りたい人が多かったのが「マーケティング・ビジネス実務検定」です。
こちらはアクセス解析やリスティング運用に関する個別スキルというよりは、幅広くマーケティングやビジネス実務について学べる検定なので、幅広い業種の方から人気があったようです。
約半数が保有資格なし、取得者が多いのは「ITパスポート」
現状保有している資格についての質問では、「保有資格なし」が圧倒的に多数派という結果になりました。実際に資格をとるのには時間もお金もかかるので、興味があってもなかなか手がでないという事情もあるのでしょう。
実際に持っている人がもっとも多かった資格は「ITパスポート」。
経営戦略からコンピューターシステムの基礎まで幅広く学べる資格なので、とりあえずとってみたという人も多いのかもしれません。
私たちの会社でも、内定者が勉強する際におすすめしている資格のひとつだったりします。
まとめ
実際に何かの資格を持っている人は58%ですが、資格を取りたいと回答している人は約90%。多くの方が、新しい学びにチャレンジしたい、もしくは現状のスキルを資格という見える形に還元したい意向があるようです。
タイミングやキャリアによって役に立つ資格は違いますから、「人気がある=役に立つ」とは言えないかとは思いますが、新しく資格取得に挑戦する際に参考にしていただければ幸いです。
調査データの2次利用について
出典(サイト名、サイトURL)を明記したうえで、ご自由にご利用ください。
調査概要===============================
■調査地域:全国
■調査対象:インターネット関連の職種に就いている男女
■調査期間:2015年09月02日~2015年09月11日
■有効回答数:145サンプル
====================================